パチスロ雑誌は読まない
きのうこんなことを書いた。「ギャンブル必勝法」が書いてあるページには興味が沸かないんだ。もし手順による必勝法があったとしても、面白いのは結果のみで、勝負の過程はつまらないかもしれない。ギャンブルってヤツは、自分で勝負所を見極めたり、ヤメ時を決断するところが面白いんだからね。実際そうだと思う。たとえばパチスロに必勝法があるとしよう。「まずAB枚手入れ、以後は MAXBET と3枚手入れを繰り返してベルを揃える。ベルが揃った時点の残りクレジットがC枚以上であれば、クレジットを落とす。C枚未満なら最初からやり直し。これを1セットとして・・・」みたいなやつだ。(いわゆるセット打法)パチスロの場合はクレジットを落としたり、手入れで回すかクレジットで回すかを選べる。ボタンを押す順番も自由。だから、セット打法でリール制御を解除できるプログラムが可能なのだ。しかも、プログラムの中にセット打法が組み込まれていても見破るのは難しい。メーカーがセット打法の手順を竜神会(架空の団体です)にでも売れば、すぐにウン千万の金になるだろう。メーカーさえその事実を知らず、たったひとりのプログラマーが手順を握っていることだって有り得る。疑いはじめたらキリがない。だが、予めプログラムされたセット打法で儲けたら、もはやギャンブルではない。それは単純作業だ。もちろん笑いは止まらないが、刺激はなくなってしまう。パチスロ機がチョッピリ騒がしい ATM に見えてくるかもしれない。もしそんなセット打法を覚えたら、生活に必要な分しか打たなくなるだろうな。頑張ってベンツを買おうなんて気にはならないと思う。目立たないように日本中を旅をしながら紀行文でも書くだろうよ。いつも同じ店で出したら目立つし、せっかく場所に縛られない自由を手に入れられるんだからね。エナリ君は『必勝法などない』と思っているから、パチスロ雑誌をほとんど読まない。読まなくてもインターネット上にヤメ時や通常の狙い目が書いてあるからだ。それに、ホールに行けばヤメ時は知りたくなくてもわかってしまう。「128」「182」「193」・・・機種特有の数字がズラズラ並んでいる。さて、最近のエナリ君の成績はどうかというと、パチスロ収支をつけはじめた7月から今日まで、なんとプラス62万円である。稼働日数はちょうど50日で、1日の平均プレイ時間は4、5時間。だから、平均ゲーム数は2,000~2,500ゲームぐらいじゃないかと思う。5,000ゲーム以上回した記憶は50回のうち5回ぐらいしかないのだ。早いときは1,000ゲーム以内でやめてるしね。ということは、1日平均、概算で7,000枚投入して7,640枚ぐらい出してるって事かな?7640÷7000=1.091(設定5の期待値より若干高いぐらいか?)設定6を打っている確率なんて5日に1回もない。大勝ちしているのは設定4か5の台に座ったときだろう。北斗や吉宗に、ほとんど手を出していないことを考えると、かなりの「引きヅヨ」だと思う。どう考えても、周囲の人よりビッグを引く確率が高いし、大ハマリもそんなに多くないのだ。何が良かったのだろう? 特別な攻略法を知っているわけじゃない。下見もざっと店内を見回すだけでメモなんか取らない。おそらく高設定の台に座っている時間が長く、低設定の台にしがみついている時間は短いはずだ。だが、最近の台は相当打ち込まないと設定を見破れない。ということは、運とカンだけで高設定を嗅ぎ分けたり、引きの強さで機械割を上回る成績を上げているのだろう。たとえばきのうはこんなカンジだった。いつも行く店は「海ナビ」というイベント。しかし、これは通常営業とほとんど変わらない。最初から「設定4(サメ)・5(エビ)・6(アンコウ)」なんて札は刺さっているはずがないのだ。たとえばどんな札があるかというと・・・「ハリセンボン or サメ or アンコウ」とか「タコ +α」なんてカンジである。せいぜい偶数設定がわかるぐらいで、あまり役に立った試しはない。「タコ +α」が最高設定で「ハリセンボン or サメ or アンコウ」が設定2なんてことはザラなんだよ。札の種類はたくさんあるから、前回「タコ +α」が良かったからと言って、次もそうとは限らない。むしろその逆を疑った方がイイぐらいだ。だから結局は、好きな「鬼浜爆走愚連隊」に座った。海ナビ札なんかカンケーなし。130Gから回しはじめて7Kぐらい突っ込んだだろうか。そこで、ふと隣の台を見たら、履歴から、なんとなく『ハマリが浅そうだ』と感じたので、躊躇なく台を移動。捨てた台は376Gですぐにハイエナさんが確保した。移った台は157Gまで回してあったが、1K目の最終ゲームでコウヘイ登場。「ゴルァ! 通すわけにはいかねぇなー」コインがなくなったので2K目を投入すると、すぐに200Gでビッグを引いた。以後はご覧の通りだ。どうもこの台は高設定のニオイがしたが、21時を過ぎたので無理しなかった。1時間延々とハマってバケなんてことも十分考えられる。きのう勝って終わるチャンスがあったのに結局負けたので、勝ち癖をつけたかったのである。エナリ君の10ヶ条1)土日やお盆はなるべく避ける。2)できれば午後5時までに行く。3)午後9時を過ぎたら無茶しない。4)通路側の端台に座らない。5)土日に貯金箱状態だった台を月曜に狙ってみる。6)ある程度打ち込んだらボーナスを引くまで粘る。(何らかの考えがあって座ったわけだから)7)本気イベントの日に出た台はしっかり記憶しておく。(次回のイベントでは出ない確率が高い)8)当たりにくいゾーンでボーナスを引いている台を選ぶ。9)打ってみたいと思う台がなければ、他店へ行く。10)良さそうな台が空いたら躊躇なく移動する。(時間に余裕があれば)でも、これらは経験で判断していることだから絶対ではない。その日その日の勝ち負けは、ほとんど運で決まる。ツイているときは低設定でも勝つし、ツイてないときは高設定でも5万ぐらい平気で負ける。<12日の結果>投資:樋口さん1名。野口さん4名。回収:諭吉さん1名。野口さん4名。なお、エナリ君が捨てた台をエナった人は750Gほどでバケを引いて死亡遊戯だった。目の前でカマを掘られなくてホッとしたよ。