アメリカの医療費
きのう久々に Apple のスティーブ・ジョブス CEO を見ました。サンフランシスコで新しい iPod nano を発表したのです。肝臓移植手術をしたとかで、ガリガリに痩せてました。アメリカで肝臓移植っていくらぐらいかかるんだろう? まあ、スティーブ・ジョブスなら、どんなに高額でも払えると思うけど・・・皆さんもアメリカの医療費が高いことはご存じでしょうが、どれぐらい高いのか見当がつきませんよね。このあいだメールマガジンで紹介されていたので一部引用してみます。医療に対する提言・レポート from MRICニューヨーク 2泊3日の入院とその医療夫(米国人)が心臓疾患(Atrial flutter 心房粗動)で、強い目まい、高血圧、異常な心拍を起こして、意識を失いそうになり、救急車で運ばれ、2泊3日入院した。--中略--保険適用前の2泊3日の間にかかった医療費の額面(単位ドル) 救急車 622 ER(緊急処置室)使用料 650 ER医療及び付随料金 3085 ER利用料時薬代 303 2人部屋ベッド代2泊 8580 入院時付随料金 1473 エックス線検査 625 入院時一般医療 250 入院時A医師の診察料 400 合計 15988アメリカは救急車も金を取るんですね。この方の場合、車で3分ぐらいの病院に運ばれただけで622ドル取られました。何らかの医療保険に加入していなかったら2泊3日で1万6千ドル。1ドル90円としても144万円ですぞ。日本の場合は、まず救急車がタダ。ER は自治体から補助が出るので一般病棟並み。アタシの父も2度ほど ER に運ばれたんですが、支払いの時『えっ! こんな安いの?』と驚きました。差額ベッド料だって2人部屋だと伊勢原協同病院の場合は3,600円~5,000円でしたからね、ニューヨークの1/10ぐらいかな?恐ろしいです。もしアメリカに行くなら、しっかり旅行保険をかけましょう。そうしないと不慮の事故で全財産がパーなんてこともあります。今、アメリカではオバマ大統領が国民皆保険制度を作ろうとしていますが・・・こんなに医療費が高いんじゃ無理っぽいです。国民皆保険制度をやろうとしたら宇宙開発の何倍も金がかかるでしょう。わずかな保険料も払えない失業者があふれている現状では、増税しかないもんねー。