『安いにもほどがある』と思ったら
ゴールデンウィークがはじまってすぐに起きた夜行ツアーバスの事故。まず驚いたのは、その安さだった。金沢駅から東京駅(ディズニーランド)が片道3,500円。まさかこの金額で東京から金沢まで行けるとは思わなかった。(距離は上越線経由で約460キロ)金沢駅から東京駅は、新幹線を使わず、特急に乗った場合でも10,890円。(所要時間 7時間13分)新幹線を使うと13,000円。(所要時間 4時間13分)ということで、JRに乗らずに夜行ツアーバスで行けば、ディズニーランドで遊ぶだけの金が残る。ただし、運転手は日本語がよくわからない中国からの帰化人で、日雇い労働者だったりする。(ゾゾッ)ということで、バスツアーは値段だけではなく、運行会社の評判もチェックすべきだということがわかった。やむを得ず「命懸け」で安さを追求したいときは、右側後列に座席を確保した方がいいらしい。(追突の危険性も考慮して一番後ろは避けるべきだろう)今回の高速ツアーバス事故の翌日、楽天トラベルでチケットを購入した被害者20人に「ご乗車はいかがでございましたか」などと尋ねるアンケートメールが送信されたらしい。楽天は新聞やテレビに広告を出さないから、こういうときに叩かれるのである。弁護するわけではないが、素早く事の重大性を理解して自動送信メールを止めるなんて早業は無理だ。だいたい、誰が楽天トラベルでチケットを購入したかなど、いちいち把握しているはずがない。それより事故を起こした運転手の素性(元中国籍)を隠して報道しているマスコミの方がクズである!〈以下、2016-06-05 追記〉高速乗合バス及び貸切バスの交替運転者の配置基準について平成24年4月29日に発生した関越自動車道における高速ツアーバス事故を受けて開催されたバス事業のあり方検討会の結果を踏まえ、国土交通省は、この度、新たに高速乗合バスの交替運転者の配置基準を定めるとともに、貸切バスの交替運転者の配置基準を改正しました。これらの配置基準は、平成25年8月1日(一部は平成26年1月1日)から適用されます。簡単に言うと、この事故が起きる前の貸し切りバスは、ほとんど無法状態で運行していた。事故は起こるべくして起こったのだ。