財政の崖って、どんな崖?
<このまま年末を迎えたとき、アメリカの財政がどうなるか>1. 2013年の1月から10年間で1兆2千億ドルの財政緊縮を行わなくてはならない。2. 同時にブッシュ減税が自然に失効し、最大で4100億ドルという巨額の緊縮財政が自動的に起動する。1, 2が同時進行すると、GDP比にして3%弱の緊縮財政が実行される。<アメリカの国家予算はGDP比でどれぐらいか>約2割。つまり、20%のうちの3%だから、現在の国家予算の約15%をカットしなくてはならないということ。<日本の場合は?>日本の国家予算も名目上はGDP比2割弱に抑えられています。しかし、それはトリックで、実は北欧並み(6割弱)という噂さえあるんです。(正確に把握できないようになっている)一例を言うと、肉や小麦粉にかかっている関税。これは輸入業者が国に納めるのですが、結局は消費者の負担になります。ということは・・・輸入肉に38%、小麦粉に200%以上の消費税が既に上乗せされていると考えてもいいわけです。輸入食品にかかる関税がどのように使われているか、皆さんはご存じですか? その莫大な税収はどこに消えるのでしょう? そんなこと、池上さんに説明させるテレビ局はありませんよね。<消費税増税に No は当然>今度の選挙では消費税増税に「No」と言わなきゃいけません。原発問題は二の次です。これで三党合意をした三党が、あっさり消えましたね。消費税11%とかほざいてる維新も論外です。あ、それから「羊の皮をかぶった狼」がいる新党も除外してください。とにかく国に無駄金を使わせない方向で投票先を決めましょう。