芦ノ湖の釣り(その5)
その後、12時から15時頃まで箱根湾で釣りをして久々の芦ノ湖釣行は終了。家で量ったら89匹で220gだった。カラバリで釣ったので小型が多かったのだ。(カーズ閣下は250gほど)「今度来るときはワカサギ専門でやりたいな」「朝からワカサギだけなら1キロ釣れるかもしれませんね」近々また来ることにして、この日は山を下りることになった。「何か食べますか」小田原厚木道路の小田原東で降りてカーズの実家に向かう途中、丸亀製麺を見つけたので入ってみた。讃岐うどん「このチェーン店は丸亀製麺と名乗ってるくせに、本社が四国にないんだ」「えぇーっ?」丸亀製麺を展開している株式会社トリドールは、神戸に本社を置いている。店の方式は四国のうどん屋とほとんど変わらないが、四国の場合、お客が自分で麺を湯がくところもある。また、牛すじなどのおでんがツマミとして置いてある店も多い。「何度も来てるんですか?」「いいや、丸亀製麺は初めて」「じゃあ、なんで本社が四国にないことを知ってるんですか?」「企業業績を調べたんだよ。もうすぐ NISA (ニーサ) がはじまるだろ。だから長期保有に適当な食べ物屋の株でも買おうかと思ってね」「株はやったことないです」「定期預金でも年利0.25%じゃバカバカしいだろ。100万円預けても1年で2000円しか利息が付かないんだよ」調べてみるとトリドール (銘柄コード 3397) の株価は現在900円台。今なら1000株で90万円台だから、年間100万円以内の NISA 条件を満たしている。どういうことかというと・・・たとえば株価が900円のとき1000株買ったとしよう。それが1年以内に1,100円を越えた。すると、およそ20万円の儲けが出る。このとき NISA 口座で取引していれば、その20万円の儲けに税金がかからないのだ。(ただし取引は、ひとりにつき年間1回だけ)株や債券を買ったことがない初心者にとっては、なかなか良い入門コースと言えるかもしれない。しかし!これにはトンデモナイ裏がある。NISA と引き替えに、小泉政権の時に行われた「投資減税」(キャピタルゲインに対してかかる税率が20%から10%に引き下げられた)が打ち切られてしまうのだ。つまり、すでに積極的な投資をしている人達にとっては大増税になるということ。ちなみに NISA はイギリスの投資減税を参考にしたことになっているが、これは真っ赤なウソ。イギリスの場合、年間10,600ポンドまでのキャピタルゲイン(土地の譲渡益含む)には税金がかからない。(現在の為替で140万円ほど)それに比べて日本の NISA は、とても使いづらく、減税額もわずかになりやすい。つまり、キャピタルゲインに対する大増税が目前に迫っているのだ。(10%→20%)公務員が「すき焼き」を食ってるのに、なぜ庶民は「おかゆ」をすすらなきゃならんの? 消費税8%なんて冗談じゃない! これからも国債を発行し続けたいなら、まず国会議員を減らしたり、公務員の給料を減額するべきだ。※「NISA は使いづらい」とは、どういうことかというと・・・たとえば、株主優待目当てでオリエンタルランド(東京ディズニーランド)の株を長期保有したいと思う人はたくさんいる。しかし、新たにオリエンタルランドの株を買って NISA で運用しようと思っても、オリエンタルランドの株価が現在15,000円を超えているので、100株でも100万円を超えてしまうのだ。(現在100株未満の取引はできない)それに、100万円を株式やファンドに投資しても、1年で倍になる銘柄はあまりない。年に1回こっきりの売買で稼げる利ざやなんて高が知れている。もっと国民に投資させたいなら、イギリス同様に「年間100万円までのキャピタルゲインは非課税」ぐらいの思い切った策を打ち出さなければダメなのだ。つづく