車のリコールについて思うこと
『今頃かよ?』と思うだろうが、つい先日、タカタのエアバッグを無償で交換してもらった。これは代替部品の調達が遅れたせいだ。タカタという会社のシェアが、いかに大きかったかが、これでわかったね。あれは日本の自動車産業を潰すための陰謀だったのかもしれない。日本で「タカタのエアバッグで死亡事故」なんて話は聞いたことがない。実際にはあったかもしれないが、報道はされてはいないはずだ。その他にも、日本の自動車部品メーカーが大きなシェアを獲得している部品がいくつもある。何故それを知ったかというと、東関東大震災のとき世界中で車の生産が滞ったからだ。ひとつ目は、エンジンの電子制御部品。もうひとつは、TPRという会社が作っているピストンリング。✳️TPR=帝国ピストンリングピストンリングとは?この部品、見た目はシンプルで簡単に真似できそうだが、精度が命なんだ。お隣の国で真似できたとしても、それほど高い部品ではないから、信頼性で日本製が選ばれるのだと思う。しかし、100%電気で動く自動車が主流になると、エンジン関係の部品は需要が大幅に減る。(電気自動車は部品点数がエンジン搭載車の半分と言われている)簡単に言うと、モーターと電池が共通化されれば、あとはデザインと自動運転技術の違いだけになるんだ。細かい中身の違いなんてユーザーは知ったこっちゃない。とりあえず見た目が一番。次が価格かな。三番目が自動運転技術。最後に信頼性になると思う。もう、中国の思う壺だよね。だけど、もっと先を予想すると、「運転を楽しむ」という文化が滅びてしまう。そうすると今度は、人間が動かなくても済む社会になっていくんだ。旅行もバーチャル・リアリティーで楽しめばいいと思ってしまうし、日々の生活もロボット(Siri や Google アシスタントの進化形)に頼るようになる。「Hey Siri, 佐々木希とセ○○スしたい」「もちろん、できません」(これが現在の答え)30年後・・・「Hey Siri, 佐々木希とセ○○スしたい」「わかりました。Apple カプセルにお入りください」こうなってしまうんだよ。極端な話だが、流通業・観光業・映画やテレビなどの娯楽は Amazon, Google, Apple さえあれば事足りてしまう社会になり、衣食住・娯楽に関わる何かを生産している人、あるいは医療や介護に携わる人以外は職を失うだろう。あと30年以上生きる可能性が高い人は、真剣に将来を考えた方がイイ。