巨大地震による都市難民の発生
✳️熊本出身者との会話今日、厚木ぼうさいの丘公園でポケモンGOをやっていたら、麻雀教室の生徒さんと出会った。現在70歳で、三日に一度アルバイトをしているという。「今年の春から給料が上がったんだよ。信じられないだろ。オレ70歳だよ。社会保険にも新規加入させてくれたんだ」「へぇー、何年勤めてらっしゃるんですか?」「65歳のときに70歳定年だから、あと5年勤められると言うんで始めたんだ」「じゃあ、今年で定年の予定だったんですね。熟練が必要な仕事だからでしょ」「いいやー、熟練が必要な仕事ではないね」「そうですか。求人難ってホントなんですね。コンビニの求人も時給がかなり上がってますよ。あそこのセブンイレブン、深夜1,310円の張り紙が出てます」「ふーん」「麻雀以外に、なにか趣味と言えるものはありますか?」「旅行ぐらいかな?」「僕も旅行は好きです。行ったことがない県は4つしかありません」「へー、オレは気に入ったところに何度も行くから、行ったことない県の方が多いな。ちなみに、行ったことがない県はどことどこ?」「鳥取・島根と大分・宮崎です。となり同士の2県だから、あと2回の旅行で全国制覇ですよ」「オレは熊本出身だけど、宮崎と鹿児島には行ったことがない」「そうなんですか。となりの県なのに」「熊本にいたのは二十歳までなんだよ。その後はこっちに住んでるから、行く機会がなくてさ」「そうですかー。ところで、地震のあと、熊本には行かれました?」「ああ、今年行ったよ。妹の家が実家なんだけどね、まだ建て替えができなくて、ホテルに泊まったよ」「建て替えたくても、業者が手一杯でどうしようもないでしょ」「そうなんだよ。兄貴は寿司屋をやってるんだけどさ、工務店と親しくしてたから、地震から4ヶ月で店舗の内装だけ、とりあえずやってもらって、なんとか営業再開できたんだ。でも、住居の方はガッタガタ。だからアパート借りてるんだよ」「熊本市内ですか?」「益城町よ。オレ、益城高校出身だから」「じゃあ、地震の被害が一番ひどかったところじゃないですか」「そうなんだけどね、50メートルぐらい離れたところは、家がちゃんと残ってたりするんだよな。断層のせいなんだろうねー、同じ益城町でも、ひどいところと、そうでもないところがあるんだ」「もし東京・神奈川で震度7が起きたら、都市難民が何十万人も出ますね。家を建て替えたくても、建設業者がそんなに生き残ってないですから」✳️日本の人口を分散させる方法僕は日本の人口を分散させる方法を真剣に国会で話し合ってほしいのだが、野党のバカどもは、安倍総理をやめさせることしか頭にないらしい。たとえ安倍政権が終わっても、旧民進党が政権を奪い返すことなどあり得ないのに。かと言って・・・自民党にそれができるかを考えると・・・事が起きてからでないと、できないだろう。僕に言わせれば「ふるさと納税」なんて「子供だまし」なんだよ。あんな政策で人口は分散しない。じゃあ、どうすればいいのか?逆襲される文明 日本人へ4 (文春新書) 塩野 七生この本に興味深いことが書いてあったので、少しだけ引用させてもらおう。歴史に学べ、などとは言いたくない。だが昔の人には、次のような例もある。古代のローマの消費税と言えば売上税と関税がプラスした率になるが、帝国の首都ローマでのそれが六パーセントでも、国境に沿って連なる軍団基地のある地方は、最高でも三パーセントだった。理由は、蛮族という仮想敵への最前線に位置することと、それへの対応策である軍事基地がある事への補償、であるのはもちろんだが、それだけではない。ローマの軍団基地は必要な物資を周辺地域から購入することを義務づけられていたので、消費税を低く押さえることによって、その地方へのヒトとカネの導入を狙った策でもあったのだ。これだ! これをやれば日本も人口を分散できるはずだ。沖縄や離島をタックスヘブンにすればいい。大災害が起きた地域も、大都会以外は最低5年ぐらい消費税を免除してやるべきだ。そうすれば人口が分散して、海を見張る人も増える。消費税10パーセントは東京だけでヨロシク!