一日株主
こんばんは!ようやく春らしい暖かな陽気になって自宅周辺の桜も満開になりましたただ明日から冷たい雨が降る予報でこれで桜も散ってしまうことでしょう、残念。さて、愛娘のあみちゃんは、先月はお腹にくる風邪で半月くらい保育園を休んでいましたが今度は咳と熱の出る風邪でまた休んでまして。やはり今年は厄年だからですかねぇ・・・。以前お話しました、自宅で栽培して収穫したパイナップル。収穫から1ヶ月経ってようやく食べました。実は収穫した時よりも黄色く色づきまして、香りも収穫時は何も匂わなかったのが黄色くなってからはあま~い香りがしてきましてまさにパイナップルそのものになりましたね。やはり少し置いておく方がいいみたいです。(収穫直後↓)(収穫して1ヵ月後↓)そして味ですが、もう甘いのなんの昨年夏に収穫した一号は収穫してすぐに食べたのですが真ん中は甘かったですが外側はやはりまだ熟していない感じで酸っぱい方が大半だったのですが、今回は外側まで甘かったです。こんなに小さくてもちゃんとパイナップルとして出来ていることに改めて自然の素晴らしさにただただ感動するばかりでしたさてさて、ようやく本題に・・・。前回お話したとおりに先週の怒涛の数日間を「お花見Xお花見」・「一日株主」・「妹のライブ」の3つに分けてお話する第二話、本日は「一日株主」のお話を。この題名を聞いて先日世間を賑わせていた「第一生命株」関連のお話かな?と思った方、はい、正解です。先日まで私達夫婦は第一生命の株主でした。しかし今はもう口座にもありませんが。ここまでの経緯をさかのぼってお話します。そもそも私が実家に住んでいる頃は家族全員みな日本生命でした。嫁さんはというとこちらは家族全員第一生命でした。それが結婚して生命保険を一緒の会社のにすることにしまして嫁さんの方が契約年数が長かったので私が嫁さんに合わせて夫婦で第一生命に、ということになりました。それから数年後の昨年3月、いろんな保険を扱っている会社のファイナンシャルプランナーの方に、保険料が今後上がらないようにとか、保障もしっかりとかいろいろ条件を提示して今、最もぴったりな保険を選んでいただいて第一生命からそれらの保険に乗り換える保険の見直しをしたんです。というのも、ある年齢になると保険料がぐんと上がりまして年齢が上がってから高い保険料を払うのは難しいと感じたことと、ある一定の保険料を納めていると限度はありますがその限度内でお金を引き出すことが出来る制度がありまして、お店を開業する時にその制度を利用したのですが毎年その借りた額に利子がついてきましてその利子分を払わないと配当などに影響する、とか何とか向こうの営業の方に言われまして毎年払っていたのですがもともと自分の払ったお金に利子だなんて・・・結局馬鹿らしく思ってきまして、それで保険の乗り換えを考えたわけです。しかし保険もいろいろで会社によって、医療保険が強い会社とか死亡保険が得意な会社とかいろいろあるんですね。学資保険も普通に学資保険を勧められるのかと思ったら積み立て型の死亡保険が学資保険代わりになるという裏技があったり。ほんとプロの技は目からウロコの連続でして。いかに私達が保険のことをよくわかっていないか、というのを教えていただきましたね。そんなこんなで第一生命を完全に辞めたのが昨年の4月7日のことでした。そして月日が少し流れて梅雨前くらいですかねぇ、第一生命から封書が届きまして。中を見ると株式上場のお知らせでして。ちょうど第一生命を辞める時に営業の方から、「辞めてしまうと株もらえませんよ!」なんて言われたのですが、私はその時、株のことなの全く考えていませんでしたので「株なんかよりも安い保険料でしっかりした保障が欲しいんです!」ときっぱりと言ったら向こうの方は黙ってしまっていましたが・・・。そんなやり取りを思い出しながらお知らせの紙面を読むとなんと私達夫婦に株が割り当てられるとのこと。これは何かの間違いだと思い担当の窓口に問い合わせしたところ「この株式の割り当ての該当者は昨年4月1日現在で第一生命の保険に加入している方です。」とのこと。あらら、ギリギリ入っているんですね。この株の割り当ては、日本最古の相互会社である第一生命が株式会社として証券取引所に株を上場することによって、約1000万株の株式を発行し、まず保険料の支払い額や契約年数などの寄与分に応じて保険契約者約822万人に割り当てられることなりまして。割り当てが1株未満の約516万人の保険契約者には現金で支払われ、1株以上の権利のある約306万人の保険契約者は株か現金のどちらかを選択出来て、約半数が株での保有を希望したとされている、この株主数は国内最多規模らしい。割り当て分以外の株式は市場に売りに出されその売上金が割り当て1株未満と1株以上で現金を希望した保険契約者に分配されるということです。*相互会社とは→保険業法に基づいて設立され、保険契約者を社員とする社団法人。(ということは私は以前は社員だったんですね・・・。)非営利が目的で保険料を払う契約者同士が支えあうことを基本理念とし、株式会社に株主総会があるように、契約者代表による意思決定機関、総代会がある。今回の相互会社から株式会社への転換は、契約者だけでなく一般株主からも資金を調達出来るので積極的な投資やM&Aの展開が可能になり、相互会社のように契約者に配当を確実に還元しなければならないという縛りも株式会社にはないそうです。そこで話を戻して、株の割り当てですが、うちは嫁さん分が「1.71株」、私が「1.07株」で二人とも1株を超えていましたので株か現金か選択出来たのですが、私は株は全くやったことがなくて。でも前々から株には興味ありましたし、せっかくもらえるというので夫婦揃って「株」を選択しました。1株に満たない端数分は現金での配当となります。でもこの時はまだ「どうせ1株数千円くらいだからお小遣い程度だね」なんて笑っていたのですが、それが先月中旬くらいになって「ネットで第一生命株が十数万円になるらしいと書いてあったよ」と嫁さんが見つけてきまして、そこから急にバタバタしてきまして。下旬には最初の価格の目安となる公募価格が上場前に発表されまして、それが¥140,000、ただただビックリでしたね。この時点で売ろうかどうか迷ったのですが、ネットでいろんな方の意見を参考にしてせっかく株としてもらう訳ですし、とりあえず上場してから腹を決めよう、ということに。そして運命の4月1日、第一生命上場日。この日の売買はちょっと普通と違ってまして。午後一時に売り手と買い手のバランスを見て初値がつく、その一度きりの売買しか出来ないという異例(「板寄せ方式」というらしい)。混乱を避けるため措置だったみたいですが、その初値は¥160,000、公募価格を2万円上回りました。この時点でもう売ろうと決めました。もともと株は素人なので売るタイミングなんてよくわかりませんですし、株をよくやっている方みたいにいつも株価を眺めている、仕事・育児・家事で忙しい私がそんなこととても出来る状況ではないですものね。それに株価の上下で一喜一憂してただでさえ胃の調子が悪いのにさらに悪化させても・・・ねぇ。早速口座のある野村證券の専用窓口から売りの注文をかけまして。売りの値段設定にも2通りあるようで「○○円以上なら売りたい」という「指値(サシネ)」と値段に関わらず売りたいという「成行(ナリユキ)」と。私は値段はよくわからなかったですがとりあえず「15万円以上だったら売っちゃって下さい」という「サシネ」にしまして、結局翌日の朝一番の価格で売れたようです、しかも16万円オーバーの価格で。そんなこんなでドキドキの一日株主は初めてながら無難に終えることが出来ました、よかったです。このお金は子供の出産資金にまわそうと思っています。ちょうど出産準備をいろいろ始めようと思っていたところでしたので本当に助かりました。でもあれだけ第一生命には保険料払って1円も配当金がなかったのでこれは今まで払った分の配当金だと思うことにしてます。そんな今回の分配金は総額で約1兆円規模になるそうでそのうちの約3000億円が個人消費に回るという試算があるそうです。以前麻生政権が実施した「定額給付金」の総支給額約1.9兆円にも迫る大きなお金が動くわけで、今の悪い景気を回復させるカンフル剤になってくれればと願うところであります。