原油の価格が1バレル=100ドルを超え始めたころから使われるようになったことば。1バレル=100ドルを超えたのが2008年の年初で、それからわずか数か月の08年6月には140ドルにまでなった。03年初めには20~30ドル程度だったから、わずか5年で4.5倍~7倍となったことになる。1972年のオイルショックは中東戦争に関連してアラブ諸国で構成するアラブ石油輸出国機構(OAPEC)と石油輸出国機構(OPEC)が発動した石油戦略が原因だったが、今回のオイルショックは、(1)中国やインドなどBRICsとよばれる新興国の経済発展による原油需要の増加、(2)原油産出国の生産能力の停滞、(3)投機的資金の流入、などによるといわれている。その中で最も大きな理由と指摘されているのは、余剰マネーとしての投機的資金が原油の「現物」や「先物」を買い占めていることである。世界の金融市場から見ると原油の市場規模は相対的に小さいものだが、そこにサブプライムローン問題で行きどころのなくなった資金が流れ込めば、「先物」としての原油価格が急騰するのも当然のことだろう。イギリス首相のゴードン・ブラウンは「第3次オイルショック」と表現している。
抜粋元 Yahoo!辞書
様々な要因で、今やガソリン価格は1Lあたり、
180円前後。来月には
190円台突入するのは間違いないはず。
200円突破も現実味を帯びてきそう。。。