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カテゴリ:オリジナル曲
海の側で育った。 毎日、海を見ていたから海は日常の存在だった。 中学の部活でカッター(ボートの一種)を漕ぐために、 ほとんど毎日海に出るようになってからは、 海は特別なものとなった。 何がどう特別なのかは、上手く言えんのだが。 例えば大きな船ならば、海をデッキから見下ろすだろう。 小さな舟を漕いでいると、水面はすぐ間近に“ある”。 “見る”のではなく、そこに存在しているのだ。 何を言っているのか、分からなくなってきたので(笑)、 曲にいってみよう。 例によって、音源倉庫↓にアクセスして聴いてね。 http://leleuku.blog.so-net.ne.jp/ シンセのみで、ウクレレを弾いていないのよ、 初の試み。どんなもんでっしゃろ? 「還り来る海」 いつからだろう 人を押しのけ 急ぎ足で 歩いていた 憧れも 夢も 時の隙間で 磨り減るように 消え去って ああ この場所で友と 語り合った 誓いもしたはず 遠い昔に ああ ふるさとの海は 何も変わらず 雲の行方を 波に映して 裏切り傷つけ 自分のことばかり いつしか笑うことも 忘れていた 強くなることは 優しくなること 海(あなた)はいつも 教えてくれたのに やり直したい この命を 誰かのために 燃やし尽くしたい ああ 何時の日か 還り来るだろう その時にこそ 海(あなた)に抱かれる ああ ふるさとの海は 何も語らず 夕陽に紅く 染まるだけ Synthesizer/ KORG X5 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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