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カテゴリ:オリジナル曲
オリジナル曲を20曲作るのが、今年の目標だった。。。 これでやっと10曲。ム、ムリかなぁ。 さて、「トコホコの丘」という曲。 舞台は1970年頃のどこかの田舎町。 ・・・なので、詩も曲もアレンジもミックスダウンも “昭和のフォークソング”路線で仕上げてみた。 歌詞が長いので、思いのほか手こずった。 おまけにすげえ字余りなので、 メロに無理やり乗せたけど、どうかなぁ。 ↓音源倉庫にmp3ファイルをアップしてます。 http://leleuku.blog.so-net.ne.jp/ 「トコホコの丘」 トコホコの樹が立っている 小さな丘で 部活をサボって二人 肩寄せ合った 学生カバンを 座布団替わりに 何をしゃべって いたのだろう トコホコの樹の歌が 遠くで聴こえてた 斜めに連なる屋根が 縫製工場 その右下に君の住む 公団住宅 今日は母が 遅番だから 夕食の支度をしなくちゃと 石段を駆け降りた 手を振りながら トコホコの樹の花が 赤く咲くのは 僕らの秘め事を 見ていたからなのさ セーラー服の薄いスカーフ ほどく手が震えて 緑色した樹の影に 二人包まれた 「あそこの縫製工場で 働くことにしたの だからもう学校も 今日で終わりなの 弟もまだ小さいから 私が頑張らなくちゃ」 トコホコの葉が揺れた 励ますように 仕事帰りの後ろ姿が 少しやつれて見えた いつも我慢ばかりしている そんな君だから 何かできることはないかと 尋ねてみたけれど 「ありがとう私は 大丈夫だから」 トコホコの甘い樹の実が 実る頃 風合瀬(かそせ)のおじさんの所へ 引っ越していった 君から届いた手紙は 涙ににじむ文字で もう私のことなど 忘れてほしいと トコホコの樹は誰の 心にもある どんな時でも どこにいても 卒業式が終わったら 君に会いに行こう 今でも僕の気持ちは 変わらないから トコホコの樹よ 二人を見守っておくれ いつかこの丘に 帰って来るまで Oct.09, 2010 Ukulele:Takahashi Ukulele(standard longneck) Other Insturuments:MIDI お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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