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2010.10.23
テーマ：今日の演奏会(457)
カテゴリ：音楽
もー、慌てましたってば。今週初めのこと。「日曜日はパールマン」しっかりカレンダーにも予定表にも書き込んで楽しみにしてましたが、「帰りの足」をどうしようかとバスやJRの時刻などを調べてましたら……。
「!?」 うぎゃー。気づいてよかった。私の行く「みなとみらい」公演は、23日（土曜日）じゃん！ ーーーーー で、土曜日。午前中は、小学校合唱部との伴奏合わせ。先生と打ち合わせ中、またまた、ふと思い出しちゃいました。 この学校の音楽会は、文化会館大ホールで行われる…んでした！ 先生から以前に何度も伺っていたのに、あのすさまじい体育館のピアノの音に動揺し、すっかり忘れてました。 しかし、大ホールでとなると、あらためてちょっと背筋が伸びました（笑） ーーーーー 練習は予定時間ぴったりに終了。午後一番の新幹線に乗ることができました。みなとみらいは初めて行くので、接続などちょっと心配ではありましたが、さすがに時間がたっぷりあったので、新しくなった銀座ヤマハに行って、合唱の楽譜を探すことに。 黒を基調にした「高級」イメージ。楽譜のフロアは、２、３階に分けられて、ちょっと探しにくくなった感じ。慣れない所為かしら。 お友達のリクエストの譜面は、「１曲だけ（ペロンと見開き４ページ）で1000円」「数曲入って1800円」「数曲入って1200円」の順に見つかりました（笑） もちろん最後に見つけた本を購入。編曲は微妙に違うし、音域も半音違いましたが、まあ大丈夫でしょう。 ーーーーー みなとみらいは、駅から通路で直接つながってて、とても便利でした。大きなパイプオルガン（有名ですね）、舞台の横にも向こう側にも座席。客席とステージとは、段差があまりなく、全体の一体感が感じられます。私の席からは、舞台の傷が結構目立ちました（笑） 私は、正面に向かって左の、ちょうどピアニストの背中側から観る位置（それでもS席15000円！）。ヴァイオリンを聞くにはちょっと残念だけど、ピアニストの息づかいや手の動きはよくわかる！ ピアニストは、ロハン・デ・シルヴァ氏。五嶋みどりさんの伴奏なども務めておられます。すばらしいピアノでした！ プログラム モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調K.526 フランク：ヴァイオリン・ソナタ イ長調 ストラヴィンスキー：イタリア組曲～ヴァイオリンとピアノのための ヴァイオリン名曲集 クライスラー：コレルリの主題による変奏曲 クライスラー：ベートーヴェンの主題によるロンディーノ ヴィエニャフスキ：奇想曲ニ短調 J.ウィリアムズ：シンドラーのリスト リース：無窮動 アンコール バッツィーニ：妖精の踊り 一番のお目当ては、大好きなフランクでしたが、初めて聞いたストラヴィンスキーもすごくよかった。どれも、大きな流れに自然に乗っているような、聞かせどころでも「どうだっ」みたいな気負いの無い、ほんとに心地よい演奏でした。 「パールマンと言えば、あの明るい美音」と、もうキャッチフレーズですが、一度は生であの音を聞いておきたかったというのがあって、わざわざ横浜まで足を運びました。17日に長野の松本市にも来てたんですが、その日は生徒達のステップ出演。それと、プログラムにフランクが無かったのです。 ああ、思い切って遠くまで来たかいがあった！ 彼の当代一といわれるテクニックや音色ももちろんだけど、あのなんとも幸福そうに音楽する姿と、周りまで笑顔にするチャーミングさは、まったく天性のものでしょう。名曲集では、山積みの楽譜から「これじゃない～これでもない～」と、意に沿わない楽譜は床に落とし、会場からは笑いが。電動車いすを操ってお客さんに挨拶する姿も、すごくフレンドリーでした。そういう姿には、生じゃないと触れられないもんねぇ。 ２列前の、小学生くらいの女の子が、「コレルリの主題による変奏曲」では、お母さんと頷きあいながら、ニコニコ聞いていて、ヴィエニャフスキでもまた顔を見合わせ、大きく頷いて、食い入るように舞台を見つめてました。今練習中なのかしら。音は、超高速で風のように通り過ぎていきましたけど～。そういう、会場の様子も、またライブならではです。 そうそう。お目当ての「フランク」。シルヴァ氏のピアノとのバランス、ちょっとしたタメの間合い、大きく歌い、軽やかに弾み、絡み、追い掛け合い…。見事でした。あああああ！！ こういうふうに弾きたいっ！ 幸福な気持ちで、帰宅しました。８時過ぎにホールを出て、11時半にはもう自宅。新幹線てなんて早いの～!?（でも高い）。ホールロビーでのCD販売は長蛇の列だったので、帰宅してから改めて探して注文しました。パールマンの姿を１つ１つ思い浮かべながら、改めてCDでゆっくり味わいたいと思います。  ラプソディ-クラシック・パールマン お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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