テーマ:本のある暮らし(3304)
カテゴリ:読む
またまたあららです。
名古屋行きの日記、月曜日に書いたつもりが火曜日付になってました。しょうがない…、月曜日から火曜にかけて読んだ本をご紹介しながら、火曜の日記を書くことにします。 ふりこ電車はほんとに苦痛ながら、今回は座った場所もよかったのか、本が少し読めました。本のおもしろさもあったと思います。
知の巨人・鶴見俊輔氏の、80歳から7年にわたる岩波『図書』での毎月連載に、書き下ろしの新章をくわえたもの。少し前にtwitterで高橋源一郎氏が絶賛していて、すぐ注文しました。なるほど、印象的な文章が何か所もあり、そのたびに味わい噛み締めるように立ち止まり、ページを行きつ戻りつしながらも、楽しみに読み進めました。 決して難しい文章ではないのに、なんと奥深く、示唆に富んでいるのでしょう。読み終えるのがもったいないような、名文の数々でした。帰りにはもう読み終えていましたが、翌火曜日、義母の処方箋をもらうために大病院へ行き、数時間待つことになりましたが、その間、もう一度読み返しました。私には珍しいことです。 7年にわたる連載なので、繰り返し登場するテーマもあります。鶴見さんの中でも、繰り返し書かずにはおられないテーマなのでしょう。中でも、学校制度への批判と、反戦の思い。強く伝わってきました。 2年ほど前、縁あって、鶴見さんと信濃毎日新聞主筆の中馬清福氏の対談のテープ起こしをしました。あふれるような知性と洞察に圧倒されたことを覚えています。そのとき以来、鶴見さんの著作を読もうと思いながら、どれから始めたらいいのかと結局そのままになっていました。もしかして、一番平易な一冊をまず手に取ることができたのかもしれません。高橋源一郎さん、ありがとうございました!(高橋氏の小説も、未読ですが…) ーーーーー 義母の主なる持病の通院は地元のクリニックに移すことにしましたが、1つの科だけは3か月に1度、大病院での処方は続けるのです。もう長年同じ薬で、診察も必要なく、医師とのやりとりは2~3分。いつもの「分かってる」看護師さんなら、予約患者さんの間にうまく手配してくれるのですが、この日は「わかってない」人と、「真っ新新人くん」で、いってみれば「最悪」のタッグチームT_T コーラスにも1時間弱しか出られず、パッチワークの宿題する時間も無くなり……(溜息) でも、「思い出袋」の2度目が読めたので、よしとしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読む] カテゴリの最新記事
|
|