テーマ:今日の演奏会(457)
カテゴリ:音楽
未曾有の地震と津波。
被災された方々にお見舞い申し上げます。 これ以上の被害がでませんように!お祈りしています。 長野でも、未明に大きな揺れが3度ありました。我が家では、汲んであった水がわずかにこぼれたこと以外は、無事でした。娘、義母、義姉宅、みな無事です。ご心配いただきありがとうございます。 メールで連絡をとった東京の弟は、家にいましたが、弟の妻は帰宅難民になりかけました。歩きと、途中で動き出した電車で、普段は20分ほどの通勤路を2時間半掛けて無事夜中に帰宅したそうです。 今朝も、父と尾道の長老従兄、名古屋の友人たちからも安否確認がありました。ネットのお友達のみなさまも、ご心配ありがとうございました。 ーーーーー そんな状況確認の最中、朝11時頃、松本のL2が第九の練習のため帰宅しました。 実は今日松本で、先輩など知り合いも属する合唱団の定期演奏会。予定を縮小して開かれるとメールが来たので、ぜひ行ってあげて!といいます。松下耕さんの指導する合唱団で、わたしも注目していましたが、昨日、twitterで松下さん自身、「鉄道が動かずゲネに行けない、ごめん」と書き込みしておられ、心配でした。 この状況下での開催決定は、葛藤もあったことでしょう。余震も心配でしたが、開催の決意を応援したいと思いました。すぐ支度をして、出掛けることに。 途中、燃料を入れようとしたら、20リットルに制限していると言われました。 高速道は通常通りの流れでした。 演奏会では、指導者の佐原先生が、幕間に以下の要旨でお話しされました。想像通りでした。 「演奏会開催には大変な葛藤があった。夜通し相談し、こういう時だからこそ、歌おう!という結論に至ったのは今朝8時だった。それから松下先生に連絡し、松下先生は鉄道不通のため車で駆けつけてくださった。 2部の「日本のうためぐり」では、鳴り物の入るにぎやかな曲も予定していたけれど、団員達はとてもそういう気持ちになれない。2部は1曲のみにしたいが許してほしい…」 歌う勇気。歌わない勇気……! 演奏はすばらしく、魂のこもったものでした。 1部では、パレストリーナから現代曲までアカペラ。2部は、『日本の民謡』から「田植歌」のみ。3部は、信長貴富の「初心のうた」。松下耕氏の、体から指先から生み出される魔法に、団員たちの声が引き出され、交じりあい、響き合って広がっていきました。祈りのように。 来て良かった…! 信長さんも駆けつける予定だったそうですが、鉄道不通のため断念されたそうです。その信長さんを思って…と、アンコールに「うたをうたうとき」が歌われました。まどみちおの詩。これには、松下さんも、それから木下牧子さんも、それぞれに全然違う色合いの曲をつけています。「次回は、僕の曲で聞き比べてください」と松下さん。ぜひ次回も聞きにきたいと思います。 ーーーーー まだ余震は続いています。どうぞ、被害がこれ以上広がりませんように。 こころよりお祈りいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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