カテゴリ:アーユルヴェーダ生活
Berry Moonのアーユルヴェーダ料理教室ではお客様に料理をしながら良く聞くことがあります。 『ニンジンは無農薬の物ですが、皮をむきますか?』 ・・・その時々でお客様の返答は変わりますが、ひとりでも 『皮を剥いて食べたい!』 というお客様がいらしたら、サクサク剥いて料理をします。 この場合、このように返答したお客様は、消化力が落ちている可能性があるか、体質的に皮を好まない可能性があるからです。 お教室では複数の人で食事をするので、一番消化力が落ちている人を基準に調理をすすめていきます。 いつもは『皮』を食べることが普通でも、今日に限って剥いて食べてみたい時にはその【直感】を大切にすることが大切です。 これは『自分の身体からのメッセージ』だからです。 知識で覚えている『食物の皮まで食べてはじめて「生命あるものを丸ごと食べる」。野菜は根から葉まで・・・。』を大切にするあまり、自分からのメッセージを無視し続けていると、メッセージはそのうち届かなくなります。 『食材の命の全体をいただきましょう』という食の教えがありますね。 アーユルヴェーダでは『食材の【完成された命】をいただきましょう』というのが本当であるとしています。 植物は種から芽がでて、茎を伸ばし花を咲かせ、受粉して果実をつけます。果実は太陽を浴びて成熟し、完熟すると自ら枝からぽとりと落ちます。 このプロセスを全うした時がアーユルヴェーダで言う【完成された命】です。 完熟前に収穫された物は滋養に乏しく、消化にも良くありません。 店頭に並んだ後完熟してもその植物は命として『完成』することがない・・・としています。 『私たちは他の生命の命をもらわなければ生きていけないのだから、 食材となるものの命をまず完成させ、それをいただく・・・それはとても大切なこと・・・。』 と、「足りないのは消化力!」の著者は結んでいます。 自分ひとりの分の食事を作っている場合は自分の体調だけを考えて料理をすれば良いのですが、家族の料理を作っている時は『家族で一番消化力が落ちている人』を基準にして料理をする配慮をしてみてはいかがでしょうか? 『家族で一番消化力が落ちている人』は子供とは限りません。ストレスいっぱいのお父さんが一番消化力が落ちている時だってあるのですから・・・。 ※「足りないのは消化力!」参考
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最終更新日
2010.05.08 09:09:59
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