最高のホスピタリティ
タイのペニンシュラバンコクにて。建物、部屋、設備などはもちろん素晴らしいのですが、もっとも心に残っているのは、スタッフの暖かい心のこもったサービスです。どのスタッフもみな優しい笑顔で迎えてくれ、私のことをマダム、彼のことをサー、と呼んでくれます。バンコクについて初日の夜、レストランを予約したいのだけど、タイ語はもちろん、英語も文字通り片言しか話せません。日本人スタッフもいるけど、思い切って現地のコンシェルジュにガイドブックを見せ、「私はこのレストランを7時45分に予約したいです」とだけ伝えると、彼女は「オッケー」と瞬間的に電話をかけ、30秒後には受話器を置き、「予約できました。いってらっしゃいませ。」とタイ語で書かれたレストランのカードを私にくれ笑顔で見送ってくれました。ホテルを出て、ベルボーイに「タクシーでこのレストランに行きたい」とカードを見せるとすぐに無線でタクシーを呼び、運転手に行き先をよーくよーく説明し、タクシー料金のぼったくり防止のためのナンバーを控えたカードを私に手渡し、笑顔でタクシーのドアを閉めてくれました。的確でスピーディーで暖かいサービス。このときから私はすっかりこのホテルのスタッフの虜になってしまいました。その後も私たちはスタッフの質の高いサービスを何度も体験しました。夜中12時にセキュリティーボックスが開かなくなり(たぶん私の操作ミスによる)、フロントに電話すると、3分後には専門のスタッフが来て直してくれたことも。レストランのスタッフもコンシェルジュもドアマンもベットメイクのスタッフもみんな笑顔で声をかけてくれます。ホテル内を歩くと何度もすれ違うスタッフもいて、さらに親しみのある笑顔をしてくれるのです。紅茶を飲んでいれば、「マダム、もう少しいかがですか?」と何度も注ぎ足してくれ、ビュッフェを案内するときは「どうぞ楽しんでください」と、ディナーが終われば「楽しめましたか?」との言葉が自然にでてくるようなのです。もちろん、しっかりした教育がされているのでしょう。ただそれだけではない、スタッフひとりひとりの人格、人となりを感じられる心のこもったサービスでした。さすがアジアでナンバー1に選ばれるホテルです☆☆☆これは私が今後仕事をしていく上でもとっても役に立つ本当に貴重な経験となりました。毎日、部屋にはフルーツ盛が用意され、3泊の宿泊中に一度無料でアフタヌーンティーセットを楽しむこともできました。なんだか全てがパーファクトなホテルで、私の定宿にしたいっ!!最後の日はホントに名残惜しく、ホテルを出発したのでした。