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カテゴリ:本
また 忘備録です。 やっと読みました。 『金閣寺』三島由紀夫 ・文章が簡潔にして巧み。 ・三島由紀夫はやっぱり頭がいいと思った。 ・官能的な表現は、怖いもの見たさのような、 見たくないような、なんともヌルヌルした世界。 ・結果論だけど、三島由紀夫の最期が暗示されて いるとは、皆思うことでしょう。 ・金閣を焼いてしまったのは、50年以上も前の ことだから当然かもしれないけれど、現実感は なく、ちょっと距離を感じる。 ・ちなみに、お坊さんって芸者遊びをするので しょうか。住職の描き方にはそれなりの、量感が あったけれど、よく分からない。 ・すごい。 だけど、金閣が「美しい」がゆえに 消滅させてしまいたいという心理は、私には、 共鳴不可能。 ・登場人物がみなかなりの曲者、う~ん。。 特に体にハンディをかかえた柏木という青年との 絡みは、息を呑む展開。そこが作家のすごいところ? と、なんか感動というよりは距離を置いたような 感想になってしまいました。 新聞の連載小説などにしても 思うのだけど、 登場人物の誰でも良いけれど、作中の誰かを 「好き」でなければ、 読むのがつらいような気がします。 といっても、主人公「私」が、 必ずしも嫌いというのでは、ありません。 むしろ 他の人物より存在感が薄いかのように 描かれていて、それが風穴のようになって、 一気に読んだ気がします。 こういう書き方で 分かるように、三島由紀夫は まるで読んでいないのです。 嵌るような分野でなく、一度は読んだという 自己満足のメモ ^_^; メモ、メモ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ 合わせたわけではないけれど、例によって、 子供用の本で、 『足利義満』を読みました。 鹿苑寺に金閣を作った(作らせた)、その人。 天皇にもなろうとした、といわれる将軍、義満。 うむむ、やっぱり、権力志向が、 前面に感じられて、 だから、 金閣には、美しさが純粋に感じられるというより、 その背後にある、いろんなものが、 漂う気がして、 あらためて、三島の『金閣寺』の、「私」が、 なぜ、金閣にそこまで、魅入ってしまったのか、 やっぱり、分からない、気がしてきました。 まあ、それを言ってはいけないのでしょうか。 ちなみに、撮影の時間によるのでしょうか。 歴史の重みを感じるような深みのある写真と、 妙にキラキラと感じる写真があるように、思います。 まあ、写真はともかくとして、 また 観たいものです。 ああ、京都・・・ 行きたいな。 今の金閣だそうです。 ―――――――――――――――――― 【本日の同音異義語の驚き(o^^o)】 あの時のことを咲いた意見しました。 ―――――――――――――――――― お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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