ミニ官僚用語は難しい。
ここは、本当の「官僚」による解説が必要ですよ(笑)。今年度の「自己推薦入試」の要項に「香川県内の中学校を卒業した者」という資格条項がある。何気なく「そんなのあったりまえじゃん」とか言って通り過ぎてしまいそうだ。先日来の「全県一斉自己推薦入試導入」が気になって、あれこれ調べているとき、見かけた文言だ。香川県教育委員会では、去年から学区制の撤廃、つまり全県1学区制(今は2学区)を導入する予定だった。ところが、それが県議会で「全会一致」で反対となった経緯がある。実は私も反対していた。(影響力はないだろうけど(笑))もし、この「自己推薦」が学区制に関係なく出願できるなら、それは、実質上の学区制の撤廃になる。「選択の幅」とか言うけれど、実は「公立の復権」を果たしたい魂胆がミエミエだし、学区制を撤廃した他の県でも「公立進学校」の「躍進」が目立つ。問題は、この「躍進」の根拠だけれど、それはやっぱり「サンデー毎日」!(笑)つまり、東大・京大合格者の増加に他ならない。それには、こんな小さな県で出来ることは、全県から優秀者を「高松高校」に集める以外にない!なんて考えているんだろうか?実際、「優秀者」(くれぐれも、この辺りの用語についてはカッコ付きであることにご注意ください(笑))の割合は・・・・・やっぱり1割でしょうか。つまり、自己推薦入試の枠にぴったり当てはまる・・・・。再度まとめると、「全県一斉の自己推薦入試導入」は実質上の「学区制の撤廃」になるのではないかということだ。もしそうなら、それは一種の「だまし討ち」。県議会は黙認するのだろうか?他県で「百害あって一利なし」と断定されたような制度を導入するのは何のため?さて、授業が無いのは今日まで。今日は「積年」の(笑)、高校部の「努力集計」を完成させた。明日から「新クラス」。明日は年に1回の「大掃除」。昔、年末に行っていたのを、受験前だし、寒いし・・・ということで、春に以降したものだ。ソフトボール大会は別にして(本当は、そういうものも含まれるけど)、こうしたもの(大掃除)には欠かさず参加する子もいれば、部活とか何とか(旅行で適当に休むくせに)理由をつけて休む子もいる。だからと言って、特別注意もしない。ただ、そういうところを見ているんだということは言いたい(笑)。だって、私たちの目指すものは、勉強しか出来ない子ではないから。と言うか、そもそもどちらの子が伸びるかは、経験上も明らかだからだ。