「過去問」演習
例えば大学入試や高校入試の「過去問」,これは同じ問題が出ないことを前提に,しかし出題パターンや傾向を知るために演習を行います。中学や高校の定期試験の「過去問」。これは同じ問題が出る可能性があります。場合によっては全部同じだったり・・・。ですから,こういう過去問は私たちはしません。それはフェアではないし,本当の実力には結びつきません。「不正の臭い」がします。およそ教育的ではありません。問題になっているのは,塾での過去問演習。塾は権力的存在ではありませんから,テスト結果によってどうこうなることはありません。ですから,学習した単元の確認テストをする場合,「同じ問題」をすることはあります。年度による出来不出来を調べるためにもあえて同じ問題をすることもあります。ところが,運「悪く」,兄弟などがいて,しかも塾でのテストをきちんと保管している場合・・・てっとり早くテスト勉強をすますためか,「良い点数」を取って自己満足するためか,「過去問」をするケースがあります。(追及はしていませんが,分かるものです。)それは間違っています。そんなことで「良い点数」を取っても,それは決して実力ではありませんし,そういう点の取り方は一種の「麻薬的効果」を持っていますから,学習の仕方もっと言えば「生き方」にも影響を及ぼしてきます。機会があるたびに,「テスト範囲を隅々まで学習すること」を強調していますが,人は誘惑には弱いものです。しかし,今後の生き方を考えたとき,原則的に生きることが大切だと私は思います。堂々と胸を張って学習しましょう。「過去問の誘惑」に負けないでください。ということで,今日10月31日(月)の授業は,【小6理科⇒中3理科】。小6はテスト直しから。「ちゃんと調べてないでしょ!」と叱らなければならないのも残念です。その後,「てこ」のミニ実験。(必要なもの:鉛筆・定規・消しゴム)中3,今日は「1分野」のテスト。テスト前の質問少々,テスト後の質問多数。季節の変わり目には体調を崩す子が出てきます。中3も中2も欠席者あり。中2は数学。坂高2では理系にSさん(岡山大歯)が授業しています。坂高1はIさん(香川大法)の英語の授業。大学生といえども,しっかり予習をして打ち合わせをして授業に臨みます。しかし,相手が自分で学習する意欲がないとどうしようもありません。アクティブラーニングと言わなくても,本来学習は主体的なものです。「強制」が必要だと考える人は,新しい教育観に反しています。今日は「かけ」。小エビ天トッピング。いつもの「いなり」は売り切れ~いよいよ明日Y君が手術ということになりました。成功を祈るばかりです・・・