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カテゴリ:読んだ本
リンク先にもあるゆきさんから、BOOK BATONの依頼が来ました。サッカー、ギターと並ぶくらい読書が好きな僕なので、こういったものに答えるのは何だか面白いです。回答する際には、日本語の本で、且つ、日本でも多くの人に親しまれている本を選びました。
1.持っている本の冊数 東京からアメリカに引っ越した時に数えたら、700冊弱でした。半分近くをアメリカにも持ってきています。 2.今読みかけの本 or 読もうと思っている本 ○『倫理の探求』(関根清三) 日本を代表する旧約聖書学者の講演集。この人の本は、どれをとっても面白い。 ○『愛と死の書』(芹沢光治良) 自分の好きな哲学者が薦めていた本。たまたま、向かいに住むOさん夫妻がこの本 を持っていて、彼らの引越しの整理の際に頂いた。 ○『カイン-自分の弱さに悩む君へ』(中島義道) 中島さんほど人間の醜い面を観察し尽くした日本人は、そうはいない。彼の著作が感受性の強い登校拒否の子供達に受け入れられる理由がよくわかる。 ○『誰の為に愛するか』(曽野綾子) 大好きな曽野綾子さんのエッセイで、向かいに住むOさんから頂いて読み始めたところ。 ○『愛することは許されること』(渡辺和子) 曽野綾子さんと並んで大好きな渡辺和子さんのエッセイ。「許すこと」ではない事に注目。 3.最後に買った本 ○『潮騒』(三島由紀夫) 『金閣寺』や『仮面の告白』から三島由紀夫を読み始めた人なら戸惑いを感じるくらい彼の作品にしては異色の作品。これを読んで、彼の新たな才能を見せられた気がする。 4.特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで) これは、沢山ありすぎて迷いますが、聖書、論語などの定番や専門書等を抜かせば以下の5冊でしょうか。全部、外国の著者のものになってしまいましたが。 ○『813』(M・ルブラン) 小学校の時に読破したアルセーヌ・ルパン全集の中の最高傑作の一つ。全集の中では、『虎の牙』や『カリオストロ伯爵夫人』も大好きだけど、一つだけ選ぶとしたら『813』。 ○『飛ぶ教室』(E・ケストナー) 何度読んでも最後のシーンで涙が浮かんでくる。『エーミールと探偵たち』、『エーミールと三人のふたご』、『二人のロッテ』の著者でもあるケストナーの傑作。 ○『果てしない物語』(M・エンデ) 小学校の時は何だかよく分からなかったけど、高校の時に再読して、エンデの意図がよく分かった。エンデが受けたシュタイナー教育の影響が垣間見える。 ○『15少年漂流記』(J・ベルヌ) 小学生時代から何回読んだか分からないくらい読み返した。最後に読んだのは、20歳を過ぎた時だったけど、小学校時代以上に胸を打たれた。こういう冒険ものは小学校低学年の時から大好き。 ○『カラマーゾフの兄弟』(F・ドストエフスキー) 東京のアパートで読んで、読後に言葉が出なくなったくらいの作品。ドストエフスキーは、『地下室の手記』、『罪と罰』など、他にもいい作品を沢山残しているけど、個人的には、これが最高傑作だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 29, 2005 01:15:24 AM
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