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Sep 13, 2010
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カテゴリ:●読書
霧越邸殺人事件.jpg

Wikipediaによると、
ミステリー (mystery) は、神秘的、謎、不可思議なこと。ミステリ、ミステリイとも言う。
文学などフィクションのジャンルで「ミステリー」と言えば、推理小説等のミステリーを用いた創作物を指すことが多い。ミステリーは最後に犯人がわかる形式をとっている。一般には超常現象やそれらを扱ったホラー、SFなども含めて呼ぶ場合もある。と書いてある。

土・日曜日に夢中になって読んだ「時計館の殺人」が読み終わった。その中で「ミステリイ」についての意味が語られる部分がある。それがWikipediaに書かれているような「推理小説」と「超常現象」を指す二つの意味だ。自分の場合、小学生の頃は不思議な超常現象をミステリーと解釈し、中学生になりミステリーマガジンなど推理小説に興味を持ち始めた頃は、ミステリーといえば推理小説だと認識するようになった。たぶん、「時計館」の作者・綾辻行人も僕と同世代なので子供時代は同じような言葉の解釈だったと思う。

さて、「時計館の殺人」は“時計”というキーワードがあるので、今回の大きなトリックは読む前に予想したものだった。だから「騙されたー」という意外性にぶち当たる楽しさはなかったけれど、代わりに読者の乏しい推理力をくすぐるような気分の良いストーリ運びだった。内容は、何人も惨殺されてけっこうすごいのだけれど…。それでも、終盤近くの犯人探しになると「ちょっと待てよ」とイラ立つこともあったが、これも作者の作戦でその後は再び気分良く読み終えたのでした。さて、順番からいけば次は館シリーズ第7作目「暗黒館の殺人」全4巻だけれど、もうちょっと涼しくなってからじっくりと読もうと思っている。というわけで、今度は「館」シリーズを離れて「霧越邸殺人事件」。こちらもカバー&巻頭に霧越邸の平面図が付いていて、自分好みの推理物。早速、1階と2階の平面図を見ながら、頭の中で3Dを造ろうとしたが、「ちょっと待てよ。今回は館シリーズではないので、この建物の設計者は中村青司ではないはず…」。などと読む前からワクワクする作家なのです。





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Last updated  Sep 13, 2010 04:50:35 PM
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