潮風の街から

デザイン・データを印刷会社へ届けた後、約半年ぶりの観音崎・たたら浜に寄った。すっかり忘れていたが、イソギクが咲く11月になっていたのを黄色い小さな花を見て思い出した。まだ咲き始めたという感じで、ほとんどは黄色い蕾。イソギクの花壇を見て気が付いたのは、以前と比べて手入れがされていないのか野生化してしまったような。写真は砂浜近くのものでこちらは半分野生化している。イソギクの周囲には、小さな白い蝶がひらひらと舞い、赤いトンボまで飛び回っていた。車内の外気温計だと20℃で今日は暖かい。この時期、観音崎に蝶とトンボが飛び回っていても不思議でもない。



帰宅する途中で、LIVINの書店で本を購入して、うみかぜ公園のベンチに座って読書。岸壁では釣り人が多く釣竿が林立している。ほとんどの人がウキをつけて投げ釣りをしている中、僕が座っていたベンチの横で近くを狙っていた人がカサゴを釣り上げた。傍に行ってカサゴを見ると、赤っぽくて17センチくらいで煮魚によさそうな良い型。根や赤い海草(イソギクの写真に写っている海草など）が生えているから体色も赤っぽくなっている。「根があるんですねー」と話しかけると「だいぶ根掛かりするけどね」とうれしそう。近場を狙った、この釣り人の作戦勝ちである。



公園の隣にある造船所では、新しい小型の船の建造が始まっていた。上の写真は１カ月前に修理していた船。