潮風の街から

海堂尊のメディカル・エンターテイメント・田口＆白鳥コンビ・シリーズ２作目「ナイチンゲールの沈黙」を夜中の２時まで読んで、上巻の後半で嫌な気分になり読むのをやめてしまった。けれども、物語に登場する多くの病院関係者は、みんな個性的で癖や行動の描写もうまくて、それぞれのキャラの顔や体型が目に浮かぶほど魅力的だった。けっして悪い作品ではなく、ベストセラーになったのも同意できる素敵な世界観だった。というわけで、夜中に犯人への同情心で「やめてくれー」とショックを受けて、そのようなストーリーに持っていった作者への恨みをブログに書いたけれど、おもしろい小説には違いは無い。先程、またいつもの本屋へ行きシリーズ１作目の「チーム・バチスタの栄光」を買って来てしまった。こちらを先に読んでから、「ナイチンゲールの沈黙」下巻の結末を読むつもり。LIVIN駐車場から眺めた海は真っ青で気持ちが良く、猿島もくっきり見えている。

最近は、尖閣諸島の告発ビデオでさすがに自分もイラついていた。そして今日、国を守るために巡視船で海へ出ていた船上で、告発者が自分がやったと名乗り、早くも国会ではそれに関した質疑も行われている。多くの国民が早くビデオを公開しなかったので責任は管内閣にあると思っているだろうし、告発した彼を応援した国民も多いと思う。たぶん、上の人間はしっかりしろ！という怒りと、願いはこれ以上、やりきれない気持ちにさせられる真面目な告発者を出さないで欲しいという事だろうね。