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先日、近所の医院へ父を連れて予約してあったインフルエンザ予防接種をやってもらいに行った。なんか僕が行くと、その医院の医師はうれしそうなのだ。多くが近所のおばちゃんたちやご老人ばかりなので、ちょうど良い話し相手が来たみたいな感じだ。おばちゃんたちは、自分の話を聞いてもらいたくて来ているんじゃないかと思うほど長話で、その間、聞き役になっているか大変だ。順番を待っている他の患者もうんざり顔をしているが、その人も診療室に入ると同じように長話をするから可笑しい。それと違い僕の場合はGデザイナーという仕事柄、神奈川県の医療関係組織の仕事までやっているので、先生からしたら話す画エ側になり、話し相手に良いらしい。今も、医療関係の来年のカレンダーを頼まれていて、その医院の診療室にも貼られることがあるかもしれない。ということで、父の予防接種の時には、ちょうどニュースで秋田県でインフルエンザ集団感染のあったので、医師も僕も予防接種を受ける父のことなどあまり気にかけずに、インフルエンザの話題で盛り上がってしまった。 「秋田で集団感染が起きたねえ」 「あっ、見ましたニュース。先生が心配したことが当たりましたね。香港型のA型らしいですね」 「今年のワクチンは…」 「A型、B型そして新型A型ワクチンを混合したものなんですね」と教えてもらったことを言うと、満足そうな先生であった。 今回も注射器が気になり良く見せてもらうと、注射針がすごく細くなったのがわかる。何年か前に、医療関係のパンフレットを作った時に3Dで制作した注射器のCGの針が太かったのを少々反省。そして、先生の説明は続き、ワクチンの入った小さな容器を小さな包装箱から取り出し、消毒し、蓋を開け、注射器にワクチンを吸い上げる時も、いちいち説明しながら見せてくれた。 「このあいだ、ワクチンの説明書はあげたっけ?」 「もらってないですよ」 「では、これを」と、何重にも折りたたんだ説明書をくれた。 「先生、その空き箱も欲しいなぁ。仕事の資料にしたいから…」と頼んでもらってきてしまいました。パッケージ・デザイン用の資料である。家へ帰って、説明書をじっくり読んで、鶏卵で培養すること、鶏卵や鶏にアレルギーがある人は注意することを知った。ふと空き箱を見たら小さな箱から取りやすいように切れ目が入っていた。先生はそれを利用せずに、上蓋を剥がしたのだった。昔の箱には斜めに入った切れ目は入っていなかったのかと思ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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