カテゴリ:●読書
「ナイチンゲールの沈黙 上巻」を読み嫌な気分になったので、このシリーズの1巻目「チーム・バチスタの栄光」を読んで予防接種してから下巻を読む作戦にした。これが成功して、「ナイチンゲールの沈黙」を感動で読み終わることができた。こういった本の読み方も時にはしている。普通は、違うジャンルの本を平行して読むことが多い。例えば、いまだに読み終わっていない、朝鮮戦争を題材にした「コールデスト・ウインター」などは読み始めて半年以上になっている。いつ読み終わるか自分でもわからない。「ナイチンゲールの沈黙」は、バラバラ殺人事件が絡んでくるけれど、それも無理に付け足してミステリー仕立てにした感じだった。それが途中で読むのが嫌になった原因であった。そんなことをしなくても、桜宮という街でクリスマスに起きた病院での奇跡というコンセプトで読めば感動的な物語だった。物語ででてくる歌声や音を聞いて色を感じるという「色聴」は、自分もけっこう経験したことがある。目を閉じて、クラシックを聴いている時にリラックス気分になり、たぶん脳にアルファー波が出てくるとカラー画像が見えてくることがある。「ナイチンゲールの沈黙」では、だいぶオーバー表現だったが、クリスマスの奇跡と思ったらステキな物語じゃないかと思ったのでした。それにしても、この「田口&白鳥コンビ」のシリーズは、小説のカタチをしたマンガという感じで、本文はほとんどがセリフなので誰でもサクサクと読めてしまう。登場人物たちも、あの刑事ドラマに出ていたキャラの個性やアイテム、なにかのマンガやアニメで見たようなキャラに似た感じでもある。
さて次は同じ作者の「螺鈿迷宮」。こちらは「田口&白鳥」シリーズではないが、厚生労働省の官僚、白鳥の部下で「氷姫」というあだ名がある姫宮という女性の部下が登場するらしい。姫宮だと?姫宮アンシーか^^;今度はアニメ「少女革命ウテナ」に登場する、表向きはドジ、ノロマ、ズレている性格だが実は…みたいなキャラ・イメージが浮かんでくる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 14, 2010 06:52:12 PM
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