カテゴリ:●読書
海堂尊さんが書いた架空の地方都市・桜宮市を舞台とした作品は、「海堂ワールド」「桜宮サーガ」「桜宮市クロニエル」などと呼ばれているらしい。自分はその中で、「ナイチンゲールの沈黙」を最初に読んでしまったので、先日書いたように、このバーチャル世界のゲームの主人公は、看護師の浜田小夜になってしまっている。というわけで、「ナイチンゲール…」以後の彼女の人生はどうなったのかと興味があり、今までは作品順に読んでいたが、1冊飛ばして「夢見る黄金地球儀」という文庫本を買ってしまいました。巻かれている帯には「時価1億5000万円相当の地球儀強奪作戦の行方は!? 町工場の技術を結集して挑む、たった二人の急襲計画」と書いてあり、アニメのルパン三世のようなノリ。時代は2013年という近未来になっていて、題名の黄金地球儀とは1988年バブル期の「ふるさと創生一億円」事業で、架空の都市・桜宮市がつくったモノらしい。この事業は、実際にあったので何か懐かしい。当時、テレビのニュースでも、村興しのために純金製の○○を作ったとかやっていたのを思い出す。この本は、そのお宝を盗んでしまえという騙し騙されのコンゲームの物語らしい。海堂さんの本は、自分的にはすでにミステリー分野からははずしているので、これも余計な脳を使わずに気楽に読めそうだ。「ナイチンゲール…」では、ある事件で病院を辞めることになった看護師・浜田小夜が、30代になり、その後どういった人生を歩んだのか楽しみだ。 今年も約1カ月を残すこととなった。今年買って、最後まで読まずに途中で放置している本も読まなきゃと思ってはいるが、なかなかネー。その中でも「コールデスト・ウインター 朝鮮戦争 上下巻」は、上巻の半分くらいまでしか読んでいないが、急に読みたくなってきた。理由は、お察しのとおり。歴史絡みの本でも、今まで読んだことのない「朝鮮戦争」の事なので、それに関する資料などを調べながら読むのでけっこう手間がかかる。アメリカでも、朝鮮戦争に関しては多くの書物が無いらしく、語り継がれている戦争ではないらしい。それだけ伏せられてしまっている戦争のようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 25, 2010 09:31:46 PM
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