カテゴリ:●読書
読みかけの「ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争」の上巻を読み始めたのだけれど、なぜこの本を途中でやめてしまったのかを思い出した。自分に読解力が足らないのもあるけれど、不思議と頭の中にスムーズに文章が入ってこないのだ。今はちょうど第三部が読み終わったところ。この第三部が内容が戦闘中の描写とマッカーサーの生い立ちや性格を表すエピソードが混在していて、僕には整理しないと読みにくい。戦闘中の描写ではスムーズに読んでしまうのだが、そういったシーンは少ない。マッカーサーのことになるとパパ、ママまで登場し、長い人物描写へとなっていく。だから、スリルが少なくてのんびりムードなので、寝る前に読んでいるからどうしても眠たくなってしまうようだ。だから、この第三部で読むのが止まっていたのだった。第三部では、こちらも戦場で最前線にいる兵士たちのことは忘れて、当時の朝鮮半島に送られる前の米兵士の気分で読むことにした。それは日本では戦闘訓練は無く、故郷の田舎にいる時よりもリッチでのんびりと極楽気分で過ごしていた兵士たちの気分で読むことた。そうすれば、いきなり天国から地獄へ突き落とされた気持ちが少しでもわかるからだ。よし、このペースで読んでいこうと思ったら、いつのまにか米韓連合軍が釜山まで追い詰められた戦況になってしまった。「えっ、戦場シーンはほとんどなくて、いきなりこれか?」というページ運び。自分がもっと読みたかったのは、後退する最前線の兵士たちの絶望と恐怖。ソ連のT-34戦車を先頭に北朝鮮軍の怒涛の進軍で、米兵士側は装備したバズーカでは対抗できずに敗走する姿だった。 上巻目次 (地図1:1950年5月 開戦前の朝鮮半島) プロローグ 歴史から見捨てられた戦争 第一部 雲山の警告 第1章 クリスマスに戦争は終わらなかった (地図2:1950年11月1日 中国軍との初遭遇) (地図3:1950年11月1日─2日 雲山での交戦) 第二部 暗い日々 北朝鮮軍が南進 第2章 それぞれの事情 (地図4:1950年6月25日─28日 北朝鮮軍の侵攻) 第3章 強国に挟まれた国 第4章 でっちあげられた抗日の英雄 第5章 遅れた軍隊 第三部 ワシントン、参戦へ 第6章 ドミノの最初の一枚か 第7章 父の怨念を受け継いだ男 醍8章 母親がマッカーサーを彫刻する 第9章 政治への野心 第10章 緒戦の敗北 (地図5:1950年7月5日 スミス支隊の位置) 第11章 マッカーサーの玉座の下で (地図6:1950年8月下旬 北朝鮮軍南侵の最高潮) (地図7:1950年8月5日 釜山橋頭堡攻防戦) ※第一部は、いきなり予告編のような戦闘ハイライト・シーン(1950年11月1日─2日)になっているので、読む時には注意したほうが良い。その後は時間の流れに従うので歴史を思い出しながらスムーズに読める。(地図:)を目次に加えたのは、僕が頭の中を整理しやすくするためのもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 30, 2010 10:25:59 AM
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