カテゴリ:●読書
僕が好きなミステリ作家は、綾辻行人という同世代の作家。といっても全ての作品を読んでいるわけではなく、「十角館の殺人」から始まった「館シリーズ」が気に入っている。という事は、以前にもブログで書いたような…。このシリーズは全10部作が予定されていて、現在、講談社文庫で出ているのは第8作目の「びっくり館の殺人」まで。こういった主人公を探偵にしたシリーズ物は、最初から順番に読んでいかないと前作の事件のことなどが文中に出てきて、「しまったー」と後悔することがあるから困ってしまう。学生の頃は、題名がおもしろそうだとシリーズを無視してピンポイントで読んでいたが、最近は性格に落ち着きが出てきたのかシリーズ1作目から読むようにしている。 綾辻さんの「館シリーズ」は、あらかじめ10部作という設定らしいので、各巻を読むたびに10巻をひとまとめにしたトリックが隠されているのではないかと想像してしまい、それが楽しみでもある。「十角館の殺人」には、島田潔という探偵が登場する。この名前の由来は、島田荘司というミステリ作家の「島田」の名からとったらしい。では「潔」はというと、写真の「占星術殺人事件」に登場する探偵・御手洗潔からいただいたそうだ。島田さんのミステリは、これまたシリーズ化されていて大変なので、まだ1冊も読んでいなかった。打ち合わせの帰りに、まずは探偵・御手洗潔のデビュー作を読んでみようかなと本屋で悩んだ結果、とうとう買ってしまいました。表紙のデザインは自分好みではないけれど、しかたがない。最近はシリーズ物が多いようで、自分は1巻完結のミステリが本当は手頃で良いのだけれど…。最近読んだ中で、そのようなシリーズ物ではなく1巻完結の文庫本は綾辻さんの「霧越邸殺人事件」。これは、舞台となる霧越邸の雰囲気も妖しく、探偵役も意外で最高でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 29, 2010 03:17:44 PM
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