迷探偵「明智大五郎」のファイル

●芸術とは高尚なものだろうか？
一般に大衆向けのものは、芸能と呼ばれ一歩蔑んで見られる傾向にあるが、私は芸術が芸能より優れているとは思っていない。時として芸能の中には、遙かに芸術と呼ぶに相応しいものがあったりする。
ＮＨＫに「美の壺」という番組がある。
草刈が主演で美の世界を逍遥するものだ。いつも見るというわけではないが、見るとうっとりする番組だ。
芸術作品を一般人の視線から、素直に直視している。
理屈をこねたり気取ったりすることなく自然体で芸術に触れている。
観て、触れて、囲まれて、そして心の底から美しいと感じるもの・・・
それが本来の芸術の姿であろう。

話は変わるが、男と女の関係もそれに近いのではないか。
今日は私の友人のジョンとサリーをご紹介しよう。
二人とも正面から見ると驚くような美男、美女なのだが、角度を変えて横から見ると少しばかり美しさがぼける。
その二人には、人に言えない悩みがあったのだ。
まずは、横から撮った二人の写真をご覧いただきたい。




見ての通りだ！
ジョンは鼻が非常に巨大だ！しかも鼻の頭がいつも脂ぎっている。
そして、サリーは顎が極端にしゃくれている。
しかもおちょぼ口なのだ。
先程言ったように、二人とも正面から見ると驚くような美男、美女なのだ。
その二人の最大の悩みとは・・・・




見てのとおり！
ジョンの鼻でサリーの鼻が滑ってしまってキスができないのだ。
そして、何度試みてもジョンはサリーの顎にキスをしてしまう。
これは明らかに美とは呼べない。