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迷探偵「明智大五郎」のファイル

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Jan 22, 2014
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カテゴリ:芸術とは?
異次元の世界
異次元の世界 posted by (C)nemochin



●twitterをやってみると分かるが、情報が洪水のように押し寄せてくる。
ただ流れるままに放っておいても新たな情報が続々と押し寄せてくるものだから、ついつい気になるものに目が行ってしまう。
最先端の世界の情報が無料で手に入るのだから、これは貴重な道具であることは確かだ。
やらない手は無い。
しかし、情報の入手となると、その選択がなかなか難しい。
元々、情報とは生命力の乏しい生き物みたいなもので、時代に応じて着替える流行の衣装のようなものだ。
私は趣味的見地から世界の先端の美術作品に興味を覚えるが、見ていて驚かされるのはどれも技術的に非常に質が高い。
特に私が驚嘆するのは、描くテクニックは言うまでもないが、最先端のツールを巧みに使い分け今までに無い技法を駆使し制作している点だ。CGがここまで進化していたとは・・・驚くばかりだ!
但し、それらの作品が果たして時代を超えて生き残ってゆくのか?
そこには、正直言って疑問が残る。

私が追い求めるものは、Metaphysics(形而上学)なものなのだが、これは心の深淵にまで深く入り込まないとなかなか表現できない。
夢の世界を綺麗に描き出せば、それで完成というものではないのだ。
私がnetで観る作品は、(技量は私など比べ物にならない高いレベルだ。)どれもこれも綺麗に仕上がり過ぎている。
芸術作品が綺麗なことは良いことなのだろうが、画質に固執するあまり肝心の情念が薄れている。
観る者に噛み付いてくるような迫力が乏しいのだ。斬新な暴力的表現が無い、と置き換えてもよい。
これは職人技によく見られる傾向なのだが、綺麗過ぎる。
悪く言えば完璧すぎるのだ。

夢の世界は、もっともっと怨念や情念が渦巻いていてどろどろ汚れている筈なのだ。
職人は、そのような世界も綺麗に仕上げることが出来る技を持っている。
彼らの技法は完成の域にあるのだから、似たような作品なら幾らでも再生産可能なのである。
職人芸を芸術作品と呼ぶべきか否かは、それぞれの人が判断すればよいことだが、私には何かが違うという思いが残るのである。
私にとって芸術とは自らに巣食う悪魔を呼び起こさなければならない。
その為の闘争なのだ。








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Last updated  Jan 22, 2014 06:23:23 PM
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