カテゴリ:沖縄の環境問題???
2週間ほど前の話になるが11月3日は小学生の甥っ子の運動会だった。
この日は朝からドピーカン、この季節若干爽やかにはなったものの、 県外で言えば夏日そのもので、陽射しが毛穴を刺していた。 うちの甥っ子は5年生で、午前はリレーのみ。 プログラムでは11時頃からの予定だったのでそれに間に合うように小学校に到着。 自分の息子ではないのだが、一生懸命シャッターを押した(笑) リレーが終了してみんなで昼食。 義妹夫婦、義弟、義母、叔父など総勢10名で弁当を囲んだ。 午後はエイサーに出場。あとは何に出ると聞くと、「それだけ」とのこと。 最近の運動会はエライ出番が少ないなぁ~と思い自分の頃を思い出す。 学年にもよって違うが、徒競走、玉入れ、棒倒し、綱引き、大玉送り、騎馬戦・・ などなど、もうちょい参加品目が多かったような気がしたけど・・・。 今のご時世で全校生1000人を越す小学校だから仕方ないか・・・と思いつつ出番を待つ。 そろそろ「エイサー」の時間。 本人は大太鼓がしたかったようだが、クラスじゃオチビな方なので、あえなく小太鼓。 いよいよ「エイサー」の入場です。 それにしても小太鼓の多いことよ、探すのが大変。 特に望遠でシャッターを押すと、押し終わったあと、 被写体がフレームから逃げるから、これまた探すのに一苦労。 素人じゃこんなもんだよなぁ~などと、ヨメにボヤいていると、 「よろしかったら、これお使いになられて」 横を見ると、品のいい初老のご婦人がヨメに声をかけて下さり、 そう言うと、お持ちの双眼鏡を差し出してくれた。 「ありがとうございます、でも大丈夫ですよ、なんとか見えますから」 ヨメが丁重にお断りすると、 「せっかくなんだから、これお使いになられて。よく見えますから」 そういって双眼鏡を半ば強引にヨメに渡した。 「いえいえ本当にお気持ちだけで・・・ありがとうございます」とヨメが返そうとすると、 「いいのよ、いいのよ・・・。私ね、これ使っても意味ないから・・・」 ヨメと顔を見合わせ「・・・!?」 「本当に気になさらないで、特に誰か知合いが出ているって訳じゃないのよ、 だから、私が望遠鏡もっているより、あなた達に見てもらった方が・・・ よく見えるから、すぐに見つかるわよ」とご婦人は私達に話した。 ヨメは礼を言って望遠鏡をお借りした、僕も借りた。 ん~本当によく見える。すぐに甥っ子は見つかった。 エイサーが終わり、あらためてお礼を言って望遠鏡をお返しした。 「運動会って楽しくていいわね、それにしても今日は本当に天気がいいこと」 そう言うとご婦人はその場を離れていきました。 「あの人、県外の人だったね」ヨメが言った。 口調からウチナーンチュではないことはあきらかでした。 僕とヨメは、なぜか見えなくなるまでその婦人の後姿を追っていました。 がってん、頭に熱いものが込み上げてきちまったよ・・・ちくしょうめ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/11/11 04:57:41 PM
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