カテゴリ:読書
先日購入した小松左京の短編集に収録されている「すぐそこ」を読んでましたら、似て非なるものの、印象が同様の(変な表現ですみません)落語を思い出しました。 それは上方落語の「幽霊の辻」でした。内容がそっくりというのではなく、雰囲気が近いという感じです。 スリラーとコメディは実は同じもので、主人公の立場の違いによる印象の差に過ぎない、と言ったのは楳図かずおでしたでしょうか。非常に簡略に書きますと、同じシチエーションでも主人公が追われる立場ならスリラー、追う立場ならコメディ、という論理展開はなかなか慧眼(けいがん)だなと感心した記憶があります。 これも一方は怪奇小説、もう一方は落語、まったく違うジャンルの取り合わせの妙を機会があれば楽しんでください。
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最終更新日
2011年09月29日 22時03分23秒
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