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2011年10月21日
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カテゴリ:読書

最近読んだ本で1番印象に残った本を紹介します。 

それは基礎科学と応用化学の分野で絶大な功績を残し、後進の育成にも力を注いだノーベル化学賞受賞者。心血を注いだ研究内容に妻が抗議の自殺をし、同時代を生きたアインシュタインからは「才能を大量殺戮のために使っている」と批判されたフリッツ・ハーバーの伝記です。

彼の研究成果は、戦時には火薬の製造、毒ガス開発に、平時には合成肥料にと人類に「破壊と繁栄」という絶大な影響をもたらしました。

以前から、数奇な人生を遂げたこの化学者に興味があり、調べたりもしたのですが、どうやらその一生(研究成果だけではなく、生い立ちなども含む)を概括した書物は、日本ではこれだけみたいです。御存知の方がいたらお教えいただけると、助かります。

筆者は「毒ガスと化学者」の著作もある宮田親平、私のような化学知識のない者でも分かりやすい内容になっています。

この本では、ハーバーと日本の意外な関係も詳細に書かれています。

こういう知識欲を大いに刺激される良書に巡り会えた時に、いつも思うのは「もっと勉強しとけば良かったなあ」の一言です。化学の知識があれば、もっとこの本を深く読み込めたと思えて残念です。

しかし、歴史上の人物伝として読んでも大変興味深いと思います。世界大戦直前から戦間期のヨーロッパの情勢に関心がある方にもお勧めの1冊です。

 

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最終更新日  2011年10月21日 22時07分58秒
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