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2011年08月02日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
あくまで、私は子どもがいないので、呑気に思っているっていうのはそうなんだけど。

原発、放射能漏れに対する、ヒステリックなまでの反応に、何か辟易とする。

特に、今まで、その原発のおかげで生活をしていた、東京電力管内の人たちの言動には驚かされる。

ガイガーカウンターで数値計って、都内から例えば九州へ引越せる人は良いけど、
東京の人たちのための原発のせいなのに、避難できない、福島の人たちはどうする?


何で、福島に、東京電力の原発があるのか。
誰のために、誰が、痛みを負ってきたのか。
そして今、より一層の苦労を誰が背負っているのか。

これを無視しては、前には進めない。

もちろん、代替エネルギーの開発・推進は超急務で必要。
原発ではない、自然エネルギーで電力が賄われるようになるのが理想だし、
これはきっと、果たされるって思うし、
原発停止を求める気持ちにも同調する。

ただ、しつこいようだけど、
何で、東京の人たちのために、福島の人たちが苦しんでいるのか。
そういう意味で、被災していない、そして、福島の人たちの苦しみの上で、電力生活を送ってきた東京の人たちが、遠くに遠くに避難する術があるのに、

福島の人たちは、避難する術がない。

放射線が怖いと言って、地方に避難する東京の人たちを、
福島の人たちはどんな風に観ているのだろう。

「原発を停止せよ!」という掛け声が

「福島の人たちをこれ以上苦しめるな!」ではなく
「東京にまで放射能が飛んでくるなんて!」

という言葉を孕んでいるように聞こえるのは、なぜだろう。


原子力発電論は、二元論だ。

「原発稼働停止と代替エネルギー開発」、

そして、何より、「地方の痛み」とでも言うのだろうか。


誰が誰のために、どんな苦労を、どういう風に負っているのか。

今現在、誰のために、誰が苦しんでいるのか。

そこに目を向けない限り、何が「頑張ろう東北!」だ、と心から思う。

このヒステリックなまでの正義感。
私には十分すぎる違和感を感じる。









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最終更新日  2011年08月02日 09時19分05秒


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