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りりぃと家族の物語

りりぃと家族の物語

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2009.10.08
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カテゴリ:お父さん
こんばんわ!お父さんです。

先週末、お父さんは仕事を辞めました。

高校を卒業して以来、15年余り電子回路設計という分野の仕事を

してきましたが、先週末を持ってその仕事人生にピリオドを打った。

りりぃに背中を押されての大学進学だったが、やはり心のどこかで仕事を辞めてしまう

事について迷いはあった。

ただ、家族についても、前の職場の仲間についても、私の果たす役目は夢を実現することが

最大の恩返しであり、それ以上でもそれ以下でもない。

仕事をやめて、数日が経つが、お金がないのは避けられない現実。

退職金などでしのいでいるが、仕事をしていた時のように、まとまった収入は得られない。

毎日のご飯も、一日800円ほどで、家族6人分の食事を私が作っている。

先日、フッと気持ちが楽になったことがあった。

仕事を辞めて収入がなくなり、厳しい生活を送っているものの、家にいる時間が圧倒的に

長くなった私は、家族との触れ合いを楽しむことができている。

夕方には、しゅしゅが帰ってきて、次にモモが帰ってきて、「おかえりー」といいながら

お部屋を掃除して、夕食の材料を買いに行き、夕食をつくっていると、りりぃがららちゃんと

つーたんを連れて帰ってくる。

そして、家族そろっての夕食。

夕食が済むと、みんなでお風呂に入り、そのあとお父さんはららちゃんと川沿いを30分ほど

お散歩。

お散歩から帰ると、ららちゃんはそのままベットに直行して寝てしまうので、そのあとは夫婦の時間。

りりぃとテレビや雑談をしながら、眠くなったら一緒に寝る。

仕事をしていた時と言えば、朝起きれば、みんな学校に行ってしまって誰もいない。

帰りは10時、11時なので、もちろん子どもたちは寝ているし、りりぃが起きてるかも

怪しい。

やっとの休みの土日といえば、疲れて寝ていることがほとんどだし、日曜日も風のように過ぎてしまう。

私は、仕事を辞めて収入を失った。しかし、その代わりに家族の本当の温かさというものを

手に入れた。

もしかしたら、これが本当の幸せかもしれない。

いや、私にとっては本当の幸せだ。

夢に向かって、背中をおしてくれたりりぃ、ありがとう。





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Last updated  2009.10.08 22:49:01
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