りりぃと家族の物語

家はなんかゴタゴタともめにもめてるけど、
学校は新しいクラスが始まり、新鮮な１年がスタートしました。

新しいカリキュラムでわけわからないことだらけだけど、
少しずつクラスに慣れてきました。

また忙しい日々が始まり、家事も忙しくなりますが、
必死で頑張ろうと思います。

お父さんがまた家出しちゃって、ほんと迷惑なんだけど、
子どもと母の絆は深まり、だんだんスムーズに意思疎通できるようになり、
朝遅く起きたり、きげん悪くごちゃごちゃ言う人がいなくなったので、
家の中の空気がはじけたように生き生きとして、
子どもたちも楽しそうです。

私も頼れる人がいないぶん、イライラすることも少なくなり、
無駄なものをはぶいたスッキリした気分になり、
すごく前向きで明るい気持ちになっています。

思いのほか、病気の人が家にいるというのは、
家族に負担をかけるのだと思いました。

介護や看病を家で頑張っている方は本当にすごいと思います。

私も愛する夫だから頑張っていますが、
それでもときどきやっぱり大変だと思います。

特に今回のように家出をしたり、家族を振り回す事件があると、
本人もいろいろあると思いますが、それを支え、支持する家族は
何かと傷つくものです。

子どもたちにはそんな思いをさせて本当に申し訳ないと思っていますが、
そんな親を見ているからなのか、ものすごくしっかりした子どもに育っていて、
子どもには感謝の念が堪えません。

そんな私に保育園の先生は、
お母さん、本当にいつも頑張っているね。
と声をかけてくれます。
頑張っているつもりはないけど、実際病気の人を支えるというのは、
私にとっては至難の業です。

きっと心が狭くて小さいからでしょう。

でも、夫を支えたことで、私もすごく成長できたし、
支えようとしていたことで、自分も支えられていたことが沢山ありました。

病気ながらも夫は家事もし、仕事もし、子育てもし、
よく頑張っていると思います。

でも、もう少し安定した家族関係があると私も楽かな～？

家出をしない、ウソをつかないだけでも、だいぶ違うと思います。

まぁ、夫も私もまだまだ人生半分ですから。
これから、時間をかけて成長して、６０ぐらいでうちのおばあちゃんぐらい
悟りを開けるようになっていたいです。
おばあちゃんは、すごいんですよ。徳があります。
いつも、りりぃはいい人を見つけて良かったね～とか言ってほめてくれるんですよ。
４人も育てて、たくましく育ったね～とかね。

お父さんはいつ帰ってくるのか不明ですから、
まぁいなくて楽しいぐらいに思って、思いっきり楽しみましょう。