不思議なことにこれだけ放置され続けているブログにアクセスする人が毎日少なくとも20人、平均で30人居るんだよね。
こんばんは、山百合です。
今年の夏も例によって館山に行ってました。ただ、高校生だった頃とは違い、車で行くようになりました。どうも自分、電車だけが好きなのではなくて、旅行が好きだったみたい。最近ドライブが楽しくて仕方ありません。
ですが電車好きも健在でして、最近ではリゾート列車に凝っています。
館山に帰っていた時に、近年内房線で運転されているリゾート列車、リゾートあわトレインの運転日がちょうど重なっていたので乗車してきました。
自分が乗車したのは館山駅11:25発の安房鴨川ゆき。
▲館山駅に停車中のリゾートあわトレイン。
リゾートあわトレインは臨時列車ながら、自由席連結の普通列車。自由席ならば普通乗車券や青春18きっぷのみで485系『ニューなのはな』に乗車できてしまいます。これだけでも充分に乗り得列車なのですが、指定席はもっとすごいんです!!
『ニューなのはな』は団体臨時列車用に改造された車両で、普通の列車としても、お座敷列車としても運転することが出来るのです!!
リゾートあわトレインでは、そんな『ニューなのはな』の車両の特性を活かし、海側をボックス席、山側をお座敷として運転されるのです。
▲リゾートあわトレインの車内
しかもこれ、指定席を1つ確保すると、通路を挟んで対応する位置のお座敷も使い放題 ! 『ニューなのはな』はお座敷列車として運転される時はグリーン車扱いとなりますが、リゾートあわトレインの指定席は座席扱いなので、普通車扱い。なんともおトクです。
なお、自由席の6号車は山側もボックス席となっています。
館山駅で発車の40分前くらいに指定席券を購入したのですが、この時点で空席状況は△マーク。結局、館山駅発車直後の車内アナウンスでは、指定席は満席とのことでした。あの内房線で指定席が満席になるということが起こりうるのかと若干の衝撃^^;
下りの安房鴨川ゆきは自由席の6号車を先頭にして、5号車から1号車は指定席となっています。なお3号車はイベントカーとして、鴨川シーワールドが水槽を設置し、エイやヒトデ、ウニに伊勢えびと海の生き物にふれあえるコーナーになっていました。なかなかおもしろい企画だと思います。
館山を出発すると、途中九重駅に停車した後すぐ千倉駅に到着。この駅では上り列車との行き違いのため17分停車します。この時間を利用し、千倉駅ではさまざまなご当地の食べ物が販売されています。
千倉駅のある南房総市は、今でもツチクジラという小さめなクジラに限り、捕鯨が行われています。そのため鯨肉を使った食べ物が販売されており、自分は鯨メンチカツを買ってみました。
鯨特有の臭みは無く、鯨肉が硬いということも無く、それでいてしっかりと鯨の味がしていて非常に美味しかったです。ただメンチカツ1つ200円は高い…。
他にも穴子のお弁当やドラゴンフルーツのアイスクリームなど、南房総特産の食べ物がたくさん売られていました。
千倉発車後は大きなイベントは無いのですが、停車する駅の観光案内が新鮮でした。普段当たり前に乗っている路線で観光案内があると変な感覚ですよね。
車内では記念乗車証を貰ったり、記念写真の撮影などが行われ、もうすぐ旅のおわり。
その直前に最後のイベント、山生 (やもめ) 橋梁の通過を迎えます。この山生橋梁は、湾曲した海岸線をショートカットする、海の上に架けられた橋で、そこを通過する時の景色が非常に美しいことから、リゾートあわトレインではこの橋を通過する際徐行運転が行われます。
またここは通過する電車の撮影スポットでもあり、外を見るとカメラマンもちらほら見受けられました。
▲実は以前山生橋梁に撮影に行った時のことを記事に書いております。
山生橋梁を渡り、太海駅に停車。そしてトンネルを抜けると終点の安房鴨川駅に到着です。安房鴨川駅では周辺のゆるキャラによるお出迎えがありました。
さてこの後自分は館山に戻り、上りのリゾートあわトレインの撮影を試みました。撮影地は例年向日葵が咲き乱れる館野。
▲向日葵とニューなのはな。
だいぶごまかして撮りました (笑) というのも普段の年だと、線路際まで一面向日葵が咲いているのですが、今年はまったくの不作。仕方が無いので手前の方に咲いていた向日葵にピントを合わせて、奥の方がどうなってるかわからないように撮りました。
最後こそごまかしてしまいましたが、リゾートあわトレインは乗ってみて非常におもしろかったです。今度の秋は運転区間を延長して浜金谷駅始発になるようですので、皆さんも是非乗ってみてはいかがでしょうか。
以上、リゾートあわトレイン乗車録でした。