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テーマ:最近観た映画。(40093)
カテゴリ:映画
ユダヤ人の画商ロスマン(ジョン・キューザック)と画家時代のヒットラー(ノア・テイラー)が出会う。金持ちのロスマンと浮浪者同然のヒットラー。どう見てもヒットラーの絵は今いち。二人の交流の場面が長く続き、ちょっとタルイ所はあるけれど、だんだん盛り上がって最後、ショッキングな結末を迎える。
アートを知ってたらもっと面白いかも。ヒットラーにあの時、アートの道を歩ませていれば歴史は変わっただろうけど、結局、ヒットラーは「政治はアート」と言い出し、鷲の紋章、後のナチスの制服、アウトバーンまで描き出すとこはゾゾッて感じです。 ノア・ティラーは、「シャイン」の若い頃を演じてて、こういう精神錯乱的役は得意みたい。ただ、ヒットラーみたいな憎らしさがない。どっちかと言うとプリンスに似てる。 ノア・ティラーはすっごい昔に見た「ぺテルブルグ幻想」という映画のイメージもある。この映画は、アルバムのジャケ買いならぬ、題名見て即、映画館へGO!したやつで、 ロシア文学に耽溺してる青年が、ベルリンをトルストイ時代のロシアと思い込む…というなんかフシギな話でした。 その時は生意気な印象だったノア・ティラー、アドルフの画集ではいい顔になってました。今後、もっと別のイメージで見たい俳優です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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