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カテゴリ:北国生活
昨日、暖かいので、街をダラダラ~と散歩。久々に21世紀美術館に行って見た。もちろん無料スペースをブラつくため。
そしたらちょうど、「グレイソン・ペリーの講演」開催とある。しかも無料! 無料に弱い私…。グレイソン・ペリーなる人も知らんのに、フラフラと会場に近づいていったら、 ななな、なんと、かわいい民族衣装的なヒラヒラドレスを着た男の方がで立っていらした! この女装の方がグレイソン・ペリーと思われる! かわいいドレスをお召しになったグレイソン・ペリーを見た瞬間、即、私は講演会の会場に乱入! 彼のアートのスライドを見ながら、ジックーリと、それについての説明を小二時間、聞いた。もちろん英語はわからないため、通訳を介してだ。 グレイソン様は(すでに様呼び)、服装倒錯者の陶芸家(アーティスト)ということだ。 数年前に、アートで有名なターナー賞を受賞。その時の某新聞は「今年のターナー賞は、変態が受賞」と大々的に取り上げたらしい。 グレイソン氏が女装をするのは単に心地いいからで、実際は奥さんと娘さんがいらっしゃり、制作中は普通の男性の格好らしい。しかも男性のお姿はかなりカッコいいです。 制作中の姿 金沢美術工芸大学のAiR2005ブログ かわいいドレス姿のグレイソン様だが、彼の作品解説は、大マジメに進められていた。 彼の作品は主に陶器が多いらしいが、その模様は、 イギリス・エセックスの昔の虐げられた男性や女性の怒りの感情を表現したものや、 ヴィクトリア時代の抑圧された女性を描いたもの、 最近のアートシーンを風刺したような作品ーたとえば、最近の画商はまず、目で見てアート作品を判断するのではなく、いかに有名か、世間に評価されているか、を耳で聞いて判断することが多い。彼が「世界の100人のアーティスト」というテーマで、アーティストの名前を模様のように入れた作品をつくったところ、そこにある無名のアーティストの名前を載せたとたんに、その無名アーティストの作品が、どんどん即売されたという皮肉な話などをお話されてました。 最近、アートは、もうすでにたくさんの素材、アイデアが出尽くしてる。だから、オリジナリティーを追究すると創作が追い込まれてしまうと思うので、もうオリジナリティーを追うのではなく、高い品質の作品をつくるように考えた方がいいということもおっしゃってらした。 変人、という言葉をわりとよく言ってらして、ご自分も変人ということで、それを逆手に取って、ひとひねり効かせた作品が多いようだ。 上手く表現できないんですが、私自身、グレイソン様の話から今、悩んでることの突破口が見えるようなヒントや、色々なインスピレーションが与えられたです。 なかなか生身のアーティストの話を聞く経験もないので、新鮮でした。アイデア(発想の転換)の大切さを知ったし、とにかく!元気を与えられました!これに尽きます。 なんせ飛び入りで、ノート、ペンも持たずに聞いた一素人なので、この講演内容に間違っているとこや、よく理解してないとこもあるかもしれません。 なにしろアートは好きだが、見るだけではわからないことも多いので、このように解説されるとアーティストの考えもわかり、よいですな。 彼のつくった壷を写真で見たけど、多分、実際に実物の作品を見ただけでは深い意味までは、わからなかったかもしれない。 作品の中では、刺繍の作品が気に入りました。 しかし、英語ができたらなぁ~。通訳さんを介してじゃ、彼のギャグも今いちよくわからなかったし(結局そこかよ!)。 帰りは、どでかいオムライスだを出すという噂を聞き、 「7℃ウエストロード」というお店に行きましたが、ホントにどでかい!!!しかも美味しかったです。 私の最高のオムライスは大阪・堀江の「北極星」なんですが、それに少し近い。 お店にあった、たくさんの猫の写真を見てたら、人間の顔と同じくらいの顔の猫(多分チンチラ)を発見。ホントに猫の顔が人間と同じくらい大きい!「大きすぎる!スッゲー!」とか言ってたら、お店のマスターが合成だと教えてくれました。や、やはり…そうだったか…(気づけよ、俺!) そこのマスターは、捨て猫や病気の猫を保護してる内に、家に32匹の猫が増えてしまったらしい。お金はかかるけど、たくさんの猫に囲まれて幸せだと話していらっしゃった。 猫の世話代の足しになるように、またオム食べに行きます(いつになるか、わからんけど)。カレーも美味かったデス。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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