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テーマ:旧い旧い洋画(394)
カテゴリ:映画
この「つばさ」という映画、飛行機ものでした。リアル第一次世界大戦です。アビエイター・ハワード・ヒューズがつくった映画なのか?と思ったが、それ以上に時代が古い。1928年製作、もちろんサイレント映画だ!
飛行機乗りの若い兵士の物語。「キャンディキャンディ」のステアが戦争に志願して、飛行機乗りになり打ち落とされて亡くなった、ああいうイメージ。 なにせ、1920年代の映画なので、19世紀のような雰囲気です。たとえば、兵士は今と違って、裕福で家柄のよい子弟が志願しているとか、騎士道とか、ああいう言葉が出てきそうな感じ。 ストーリー的には、そこまで、友情を大切にし、自分の命を犠牲にしてまで友のことを思うのか…とラストは泣けます。昔は弁士が盛り上げたんでしょうな~。 しかし、古い映画だな~。この頃ってスコット・フィッツジェラルドとかジャズエイジとか、大恐慌の前の年…。 もちろんCGなんてなくって、打ち落とされる飛行機はすべて本物っぽい。CGのスゴイ映像を見慣れてる目で見ると、ふへ、ちょ、ちょっと迫力ない…みたいな感じだけど、昔のドキュメンタリー見てるみたいで、当時の人々は度肝を抜かれただろうと思われます。 この映画、It(イット)女優・クララ・ボウ目当てで見たのですが、ちょっとイメージ違った。Itとは、「若い女性の持つ性的魅力のようなもの、惹きつけられる何か」という意味で、今で言うフェロモンみたいな意味だろうか。 「つばさ」のクララは、It的な悪女ではなく、普通のキュートなアメリカ娘役でした。ちょっとガッカリ。 しかし、クララの兵隊さんのコスプレが見れました。 クララ・ボウは、色々と逸話がある。一晩に大学のアメフトチームの全員を相手にして、その中には若い頃のジョン・ウェインがいたとか、スピードマニアでいつも200キロぐらいのスピードで車を走らせてたとか(「奇人変人カタログ」より)。 ホントはこういうイメージ。 そういうIt女優なのに、なぜか美輪明宏様はクララをわりと、銀幕の素晴らしい女優の一人として上げていらっしゃるのが、ちと不思議。 ↑学生時代にハリウッド展で気に入った写真ポスター。しばらく部屋に貼っていたので、そのこともありクララ・ボウには愛着があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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