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テーマ:映画から何かがはじまる(571)
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「グッドナイト&グッドラック」でIWWという名前を久しぶりに聞いたので、どうしても「Reds」(映画の方、浦和のチームじゃありません)を見たくなって借りた。DVDはなくてビデオしかなかった…。
今見ると、ジョン・リードの演説の場面とかちょっとやりすぎてて恥ずかしいとこもあるけど、やっぱよいですな。 ロシア革命の時代、ポートランド、NYからフランス、ロシア、フィンランド、バクー。 特にバクーの場面が好き。今のアラブ対アメリカの石油戦争の前兆がすでに描かれ、多民族が出てきて壮観です。 ジョン・リードとルイズ・ブライアントとユージン・オニールの三角関係というか、あの時代のイサドラ・ダンカン的衣装やアメリカの東海岸でのボヘミアンたちの暮らしもなんか素敵だ!ああいうボヘミアン的生活には、憧れます。 ルイズ・ブライアントの当時としては前衛的な個展の雰囲気。イナカのポートランドからNYの当時の最先端・グリニッジビレッジに行ってのルイズの焦りなんかも今見ると、ちゃんと描いてるなと思う。 ユージン・オニール役のジャック・ニコルスン、カッコいい。私ならあっちを取るな。 ジョン・リードの同志でアナーキストのエマ・ゴールドマン!この人は確か戯曲でも題材にされてたはず。エマ・ゴールドマンにはかなり影響を受けました。それはアナーキストとして、ということではなく、もう今はなくしてしまったけど、生涯の仕事というか、何かに情熱を傾ける姿勢。ホント、今はまったく跡形もなくなってしまったけど。忘れてた。この人のことを思い出すと同時にそのことを久々思い出した。 もはやソ連はない。と言っても、まだまだ怖いロシアの闇。暗殺だけはソ連時代と変わらないようだ。 ロシア革命はスゴイことだったけど、ああいう組織って、エマ・ゴールドマンが言ってたように、結局、理念よりも権力争いで腐敗してしまい、ダメになっていくのだ。レーニンが生きている時から腐りつつあったのだ。 ジョン・リードは若く死んでしまったけど、その後、エマ・ゴールドマンやルイズ・ブライアントは何を思いながら死んで行ったのだろう。ルイズ・ブライアントはパリで生涯を閉じたという。 ルイズブライアント 中央エマ・ゴールドマン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 23, 2007 03:05:28 AM
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