りるっち、カナダで暮らす

少しずつ、引越し準備に取り掛かる。
まずはすべての電化製品を売り始めること。
フランスは２２０V、カナダは１１０Vなので電化製品は全て持っていくことが出来ない。　
以前住んでいたニューカレドニアでは、毎週末大きな空き地で、人々がいらないものを売り買いする市場が開催されており、不要なものは、そこで一気に売ってしまうという方法があり、普通なら、ゴミ箱行き、、と言われるようなものでも売ることが出来た。
しかし、、この街は、フリーマーケットなどと言うものは年に、それも夏に1度だけ開催されるぐらい。蚤の市さえもない。スーパーなどに小さい広告の紙を貼り付けておくといてもあるが、なかなかそういった広告に、返答を出す人が少ないと聞いていた。

冷蔵庫、洗濯機、テレビ、そしてその周辺機器、電気オーブン、電子レンジ、エスプレッソマシーン、湯沸かし器、フードカッター、ラクレットの機械、炊飯器、PC関係、ブリコ関係の電気製品、ETC..
ほとんどの大型電化製品はフランスに引っ越してきてから購入したもので、ほとんど、購入後1年ぐらいしかたっていなくて、まだ保障期間の残っているものばかり。
購入する時は後で売りやすいように、いいブランドの品を買ったのでけっこうなお値段のもばかりだったのに。。。

この街ではフリーの広告新聞、（売ります、買います、などの情報誌）がでているが、あまりこの新聞の売りますの欄で電化製品を売っている人を見かけたことがなく、学生などが移動する引越しの時期でもない。他人の中古を新品に近い値段で売っても誰も買う人がいないだろう、1ヶ月以内に全てを売り渡すには、あまり値段にこだわっているわけにもいかない。　と、かなり安値を（それプラス１０～２０ユーロほどの値下げを言われるだろう分を少しプラスして）つけた。
それでも購入値段の３分の２の値段を下回るものもけっこうあったが買い残りが出るよりもましだと思った。

が、、新聞広告に載せる前に、たまたま遊びに来てた遠い親戚に話したところ、興味があるのでリストを見せてくれ。と言うことでリストを渡す。
近所のオバサン二人にもリストを渡しておいた。
３日もしないうちに、なんと、、ほとんどの電化製品が値下げの交渉もなしに全て予約済みになった。　もうちっと値段上げればよかったかな、、と欲張りなことも思ったが、やっぱり安値あげておいて、おまけに保証書つきだからすぐに買い手がついたのかもね。。

売り手は親戚と近所の顔見知りなので引越しぎりぎりまで電化製品が使えるので楽である。
とりあえず心配事が少しへって安心だ。