久々に公開初日の映画を見てきました。
読んでないけど直木賞受賞作品の映画化です。
関係性は「父と娘の近親相○」なのだけど
「二人だけの閉鎖的な世界」に焦点が当てられてます。
原作の小説は時系列を遡る形で物語が進んでいくようですが
映画は時系列に沿って話が進んでいきます。
流氷、荒ぶる波、飛び交うカモメなど、綺麗な風景というのでなく
心象風景を具現化してるような、心に残る映像が多々ありました。
ネタバレになるので詳しく書きませんが、印象に残った台詞は
父(浅野忠信)が、大人になった娘(二階堂ふみ)に言った
「かわいくなったね」
成熟した大人の女性だったら「きれい」と言うと思うんですが
「かわいい」って言葉に二人の関係の未完全さというか
これからが暗示されてるなって。(私の勝手な解釈ですが)
面白いとか面白くないとか判定するような映画じゃないと思うし
好き嫌いが分れる内容だと思うのでおススメはしませんが
人気タレント出して儲けとけーって安易な商業映画と違って
監督(熊切和嘉)が真剣に映画に向き合ってるのが伝わってきます。
なぜ初日に行ったかというと、監督と俳優の舞台挨拶目当てで^^
前方だったので舞台挨拶は良く見えて楽しかったんですけど
大画面を前方で見ていたせいで三半規管がやられてます・・・
伊勢丹で_cthruitとWATARU YAMAZAKIが期間限定で出店中。
私が行った時はどちらもデザイナーさんが接客してましたよ。