林艮酔記　

忙しさに紛れて，最近出来合いの物ばかり食べているなぁ
と思ったとたんに，豚の生姜焼きと豆腐の味噌汁が食べたくなった。

で，夜中にごそごそと飯を炊き，冷凍室から豚肉を出し，
生姜をすりおろして，醤油と酒（大七をおごった）をかけ，
谷中をかじりながら時を待つ。

待つ間に開けたのは，ヴィンテージなしのブルゴーニュ。
なにやら，1984の特級畑のワインが30%入っているそうな。

それなのに，なぜ安い？
それなのに，なぜＮＶ？

ネットで検索したら，ひっかかったのはこちら。
（って，アサヒヤさんじゃん。買ったお店だわ）

それにしても，なんだか自棄になってないか？＞スナールさん
だいじょうぶ，こんだけうまけりゃ，そのうちきっと高く売れるさ。
だからがんばれ～！

なんてことを言ってても仕方ないが。

色はレンガ色がかった若干薄めの赤。
芳醇なあまーい香り。しっかり熟成してる。
味も練れてて旨みたっぷり。
それに加えて，チェリーのような梅のような酸味がきゅきゅっ。
渋み・苦味はまるくおさまってるけどしっかり。
醤油にも味噌にも生姜にも負けない味。

こいつぁ，うまいぜ！
いいもん，めっけ。

ちょうど飯が炊けたらしい。
さて，豚肉焼くか。
朝飯だな，こりゃ。

ＡＯＣ：　ブルゴーニュ
生産者：　コント・フィリップ・スナール
生産地：　ブルゴーニュ
生産年：　ＮＶ
ぶどう：　ピノ・ノワール
種類：　赤