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林艮酔記 

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2006年08月08日
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カテゴリ:世界あちこち
ペタヴェル,サザン・エミグレ。
豪州はヴィクトリア,ジロングという町の産。
シラーズ主体で,ヴィオニエ少々。

色は濃い。
ボトルが真っ黒で,
ほとんど鏡のように全反射していると思ったら,
中身も黒に近い赤紫だった。

香りがすごい。
胡椒をはじめとした各種スパイス,樽,インキ,きのこ,腐葉土,木苺,チェリー,花蜜…
しかもこれらが渾然一体。陶酔感ばりばり。
干し葡萄やブラックベリー系の香りは,ほとんどない。

味は濃いけど切れがいい。
惜しむらくは,刺身に合わないこと。
酸味・苦味・渋味,いずれもしっかりあるけれど,
果物由来の蜜のような甘みもわりとあるせいか,
魚を生臭く感じてしまう。

しかたないので,ロゴスキーのレトルトのボルシチ
(来週の山行に持参する予定のもの。味見を兼ねて)と,
パンチェッタとキャベツとセロリとバジルのサラダ。

んまい。

ちなみに,ボルシチを食べてこのワインを飲むと,あと味がカレー…

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ワインの名:サザン・エミグレ
生産者:ペタヴェル
生産地:ジロング/ヴィクトリア/オーストラリア
生産年:2003
ぶどう:シラーズ95%,ヴィオニエ5%
種類:赤
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裏ラベルに,会社の名前の由来やら,このワインの出自やらが,
事細かに30行以上にわたって説明してある。
こういうのはうれしい。
裏ラベルを隠さなかったスマイルさんに感謝。

それによると,この「サザン・エミグレ」は,
ぶどうの出来のよい年にしか,つくられないらしい。

それから,デイヴィッド・ペタヴェルという人は,
1842年にスイスからジロングに移住してきた人で,
オーストラリアのワイン産業の先駆者のひとりらしいが,
この会社はその名前を末裔の承諾の下に戴いただけで,
べつにその子孫というわけではないようだ。

だから何なの,と言われても困るんですが…





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Last updated  2006年08月08日 18時22分39秒
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