林艮酔記　

次男より，長男の方がおとなしい，
というのが，果たしてどこまで真理なのかはわからないが，
少なくともルクレール兄弟にはあてはまる。

もちろん，おとなしいからまずいとは限らない。
派手だろうとおとなしかろうと，うまくつくればうまいわけで。

この兄弟に関していうと，どっちかといえば，
私の好みは弟のフィリップなのだが，
けっして兄のルネが嫌いなわけではない。

やんちゃな弟のつくったゴツゴツしたワインに，
うまいまずいを超えた愛着を，覚えちゃっただけなのだ。

さて，ルネのＡＣブルゴーニュ。
02にして，すでに絶妙の飲み頃。
色は一見若いのだけれど，
香りと味はかなり熟成の雰囲気で，うっとり。
目立たないながらもタンニンしっかり。

うまいっす。

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ＡＯＣ：ブルゴーニュ
生産者：ルネ・ルクレール
生産地：ブルゴーニュ
生産年：2002
ぶどう：ピノ・ノワール
種類：赤
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食べたのは，かつおの刺身（＋茗荷＋胡瓜＋生姜＋酢＋醤油＋レモン）。