林艮酔記　

自然派だそうである。
自然派って，ブームなんですか？
…どっかで聞いた台詞だな(^^;

ボージョレ・ヌーヴォーの解禁とクリスマス，
それから忘年会シーズンを間近に控えているせいか，
最近いろいろな雑誌でワインの特集をしている。
（年中行事？）

それが今年は，足並みそろえて「自然派特集」
（と，シャンパーニュ）
それ以前にも，秋口に改装した東急百貨店には
「自然派コーナー」ができたり。


へそ曲がりの私の場合，
ブームだと言われるとふつうは買わないのだけれど，
安けりゃ買うのである。
たまたまこれは４月に，安いという理由で買ったもの。（税込\1,610だった）

自然派とはいっても，酸化防止剤は使っているらしい。
「ビオディナミ」でノンフィルター，という点が「自然派」なのだそうな。

いっしょに買ったヴォルネイは，記録を見るとあまり気に入らなかったようだ。
それより安いＡＣブルは，さて如何？


意外に，ていうかかなり，透明感がある。
開けたては，還元香，生木，黒系果実の香り。
味は，酸味が強く，ボリューム感はない。
渋みがわずかに舌に残る。

酸っぱいけれど，飲み飽きない。

時間がたつと，還元香は消え，だんだんミルクっぽい香りが。
甘さ控えめの，おいしいリンゴの味わいも。
やせているなりに，ふくよか。

なかなかよろしいじゃないすか。

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ＡＯＣ：ブルゴーニュ
生産者：ロブレ・モノ・ペール・エ・フィス
生産地：ブルゴーニュ
生産年：2004
ぶどう：ピノ・ノワール
種類：赤
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ちなみにパスカル・ロブレさんが，
アンリ・ジャイエのいとこを祖母にもつ嫁さんと結婚したというので，
「逆たま」だという説が一部にあるけれど，
それはどうやら誤解らしい…