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テーマ:今日のワイン(6040)
カテゴリ:ブルゴーニュ
ヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)と書かれているものは,
不思議なことに不味かったためしがない。 場合によっては,樹が古くなると, 品種の壁さえ超えてしまうのではないか, と思ったりもする。 たとえば数十年経ったガメは, ピノのような味わいをもつような気がする。 ぶどうの樹の寿命が, 普通どの位なのかはよくわからないけれど, 自分の身を削って毎年実をつけるという過酷なしごとを 数十年にわたって続けるというのは, 相当辛いことにちがいないと思う。 たとえば稲は, 毎年新しく植えなおす。 1年精一杯生きて,実をつければよい。 やせていくのは土だけ。 それも水田ならば,水が養分を運びなおしてくれる。 そう考えると, 同じ場所で同じ土で 数十年にわたって実を産み続けるということが, ほとんど奇跡のように思えてくる。 さて, 今日飲んだのは,樹齢70年のシャルドネでつくったというシャブリ。 ボトルの首が細くて胴が太く,底のへこみがかなり大きい, トロ・ボー型の古風なボトル。 蜜と樽の香りが豊かで甘やか。 でも味わいがミネラルたっぷりで,きりりっ。 かすかに漬物系乳酸風味もするけれど, 後味すっきり,わずかに栗の味。 香りをきいたときは, あ~,こってり系じゃないと合わないかなぁ,と思ったのだけれど, 案に相違して, 真鯛の刺身,イサキの塩焼き,ほうれん草のシラス和え(ポン酢)のどれにも, とっても相性がよかった。 でも圧巻は,本マグロのトロ。 例によって閉店間際のスーパーで,300円引きで買ってきたのだが, 表示は中トロになっていたのだけれど実はほとんど大トロで, こいつと絶妙に合ったのである。 やっぱり,こってり系の食べ物をすっきり食べさせるところに 真骨頂があったわけね。 ---------------- AOC:シャブリ 生産者:ドメーヌ・アムラン 生産地:シャブリ/ブルゴーニュ 生産年:2005 ぶどう:シャルドネ 種類:白 ---------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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