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テーマ:山登りは楽しい(12253)
カテゴリ:山,あるいはGRD@山
涸沢ヒュッテでラーメンを食べて,いざ北穂。
去年より気温が低いせいか,雪のしまりはまずまず。 北穂沢はこんな斜度↓ ぐいぐい高度が上がって,涸沢テント村があっという間に小さくなる。 真ん中辺まで登ると,さすがに疲れてくる。 しかし急登ゆえ,休憩場所はない。 それでも多少はましな場所にピッケルを突き刺し, それを滑り止めにしてザックを下ろす。 体は半身にして,上から雪崩れてこないか注意しつつ水分補給。 ↑このお方,この姿勢のまま,しばし休息中(^^ 頭上を,昨日悪天のため飛べなかったであろうヘリが,さかんに飛び交う。 ヘリが飛び去ると,辺りは静寂。 登る人も少なく,風もおだやか。 涸沢ヒュッテのテラスづくりの槌の音が,トンテンカン。 そこへ,アズキ沢方面から, ドドドーン,ゴオォォォ… 南稜にさえぎられて見えなかったが,あきらかに雪崩。 しばし立ち止まって,耳を澄ます。 するとまた槌の音が,トンテンカン。 何事もなかったようだ。 だんだんやわらかくなる雪と格闘の末, やっとのことで北穂小屋へ到着。 小屋のテラスで槍を眺めてぼうっとした後, 手続きをして荷物を調え, ふたたびテラスへ出ると, 雪。 槍も雪雲でぼんやり。 この後すぐに雲に包まれて見えなくなってしまった。 となれば,やることはもう他にない。 持参のローラン・ペリエのピッコロ・ボトルを開ける。 開けた途端,泡があふれた。 1月の赤岳でも,2月の西穂でも吹かなかったのだが。 気温の問題か? ともあれ, シャンパンがおいしくないわけがなく, すぐになくならないわけもなく, レーヴェンブロイを買って飲み, さらに夕食用に「北穂ワイン」の赤のハーフを買って ちょいと飲み, ちょいと一眠り。 「夕食のご用意ができました」の声で眼が覚める。 メニューは,豚の生姜焼き, というより,ポーク・ジンジャー,と言った方が似合う。 添えてあるパスタは,バジル風味。 品数多くはないけれど,うまいんです,これが♪ 北穂ワインの赤も,生姜醤油に合うんです,これが♪ 外は雪が降り続いている。 (まだつづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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