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林艮酔記 

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2007年05月06日
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カテゴリ:山,あるいはGRD@山
涸沢ヒュッテでラーメンを食べて,いざ北穂。
去年より気温が低いせいか,雪のしまりはまずまず。

北穂沢はこんな斜度↓



ぐいぐい高度が上がって,涸沢テント村があっという間に小さくなる。

真ん中辺まで登ると,さすがに疲れてくる。
しかし急登ゆえ,休憩場所はない。
それでも多少はましな場所にピッケルを突き刺し,
それを滑り止めにしてザックを下ろす。
体は半身にして,上から雪崩れてこないか注意しつつ水分補給。



↑このお方,この姿勢のまま,しばし休息中(^^

頭上を,昨日悪天のため飛べなかったであろうヘリが,さかんに飛び交う。
ヘリが飛び去ると,辺りは静寂。
登る人も少なく,風もおだやか。
涸沢ヒュッテのテラスづくりの槌の音が,トンテンカン。

そこへ,アズキ沢方面から,

ドドドーン,ゴオォォォ…

南稜にさえぎられて見えなかったが,あきらかに雪崩。
しばし立ち止まって,耳を澄ます。
するとまた槌の音が,トンテンカン。
何事もなかったようだ。


だんだんやわらかくなる雪と格闘の末,
やっとのことで北穂小屋へ到着。

小屋のテラスで槍を眺めてぼうっとした後,
手続きをして荷物を調え,
ふたたびテラスへ出ると,

雪。



槍も雪雲でぼんやり。
この後すぐに雲に包まれて見えなくなってしまった。


となれば,やることはもう他にない。
持参のローラン・ペリエのピッコロ・ボトルを開ける。

開けた途端,泡があふれた。
1月の赤岳でも,2月の西穂でも吹かなかったのだが。
気温の問題か?

ともあれ,
シャンパンがおいしくないわけがなく,
すぐになくならないわけもなく,
レーヴェンブロイを買って飲み,
さらに夕食用に「北穂ワイン」の赤のハーフを買って
ちょいと飲み,
ちょいと一眠り。



「夕食のご用意ができました」の声で眼が覚める。

メニューは,豚の生姜焼き,
というより,ポーク・ジンジャー,と言った方が似合う。
添えてあるパスタは,バジル風味。

品数多くはないけれど,うまいんです,これが♪
北穂ワインの赤も,生姜醤油に合うんです,これが♪

 

外は雪が降り続いている。

(まだつづく)





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Last updated  2007年05月06日 10時50分05秒
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