全て
| カテゴリ未分類
| フランスあちこち
| ブルゴーニュ
| ボルドー
| イタリア
| 日本酒
| 写真(機)&レンズもろもろ
| 山,あるいはGRD@山
| 日本のワイン
| 世界あちこち
| 食
| 泡
| その他のお酒
| 林艮的レンズ迷鑑
| ロワール
| ドイツ
| K10D
| D40
| GRD@平地
| EOS
| 銀塩
| 野鳥
カテゴリ:K10D
知らないものは見えない。
知らぬが仏で安心の生活。 知ってしまうと,毎日が落ち着かない。 大むかし,ハムだかベーコンだかという人が, 「知は力なり」と言ったそうな。 ちょっとむかし,NHKの鈴木さんとかいうアナウンサーが, 「知るは楽しみなり」と言っていたクイズ番組は何だったか。 じっさいは,知るは苦しみなり,というのが現実では? あるいは,知るは散財なり,か。 コシナ・フォクトレンダーの,アポランターというレンズ。 目にしたことはあったのだが, 赤・緑・青のはちまきがダサイと思って,気にもしていなかった。 ところがこれは,「アポクロマート」の印である,ということを知ってしまった。 「アポクロマート」というのは, レンズにつきものの色収差をとことんなくしたもので, カンタンに言えば,色がにじまない優秀で高級なレンズ,ということになる。 像の倍率が小さいと色収差はあまり目立たないので, たいていは,天体望遠鏡や望遠レンズにしか使われない。 そして,値段も天文学的…まではいかないが,高い。 それを,コシナはずいぶん安くつくっていたのである。 コシナというメーカーは,発想がユニークで, 割り切った面白いものをつくるので,もともと結構好きである。 で,このレンズ。 アポクロマートであること, 90mmなのに50cmまで寄れること, F3.5と控えめの明るさなので小型であること, けれど全金属製でずっしりとした質感をもっていること, あろうことか,M42スクリューマウントまで用意されていること… などなど,面白さ満載。 ところがすでに製造中止。 しかも新品はおろか中古もほとんど見かけない。 これだけで,ほしさ百倍。 それを,見てしまったのである。 で,買ってしまったのである。 あ~あ。 ばかですね~… とりあえず,ルノアールのアイスコーヒーを1枚。 水のグラスは,消え入るくらいボケている。 PENTAX K10D, APO-LANTHAR 90mm F3.5 SL, F3.5, 1/40, ISO800, WB昼白色蛍光灯 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|